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「長居植物園のMAKINO博」で博物館所蔵の牧野富太郎に関する資料を展示します
2023年04月05日

 お隣の長居植物園では4月3日(月)から「長居植物園のMAKINO博~牧野博士のふるさと・高知県~」が開催され、牧野富太郎や高知県について展示が行われています。大阪市立自然史博物館はこの企画に協力し、博物館が所蔵する牧野富太郎に関する資料を展示しています。

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 大阪市立自然史博物館が所蔵するまとまった牧野富太郎に関する資料は、樟蔭高等学校から寄贈された牧野富太郎採集の植物標本と牧野富太郎が竹下英一に宛てた手紙類の2つです。標本は1997年に樟蔭高等学校から、手紙類は2011年に竹下英一氏のご子息から当館に寄贈されました。
竹下英一氏は現在の東大阪市にある樟蔭高等女学校で博物学の教諭を務めていた人物で、大阪植物同好会の中心人物でもあり、大阪の植物の調査研究に尽力した一人です。大正時代に樟蔭高等女学校が教材用に牧野富太郎から標本を購入したことがきっかけとなり、竹下と牧野の交流が始まったようです。今回の展示では、牧野富太郎が竹下英一氏に送った手紙類と樟蔭高等女学校が購入した標本を展示して、牧野太郎と大阪の関わりの一端について紹介したいと思います。

<開催概要>
■名  称
長居植物園のMAKINO博

■会  期
2023年4月3日(月)~12月27日(水)

■開館時間
[3月~10月] 9:30~17:00(入館・入園は16:30まで)
[11月~2月] 9:30~16:30(入館・入園は16:00まで)

■休 館 日
毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)

■場  所
花と緑と自然の情報センター 1F ひふみホール
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

■観 覧 料
無料(博物館・植物園に入館・入園する場合は別途入場料が必要です)

「長居植物園のMAKINO博」の詳細や関連イベントについては長居植物園のホームページをご覧ください。
https://botanical-garden.nagai-park.jp/events/5269/

テーマ展示 「絶滅危惧種 東南アジアの霊長類 〜奥田達哉写真展〜」 を開催します
2023年02月24日
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 大阪市立自然史博物館では、令和5年3月11日(土)から5月12日(金)まで、テーマ展示「絶滅危惧種 東南アジアの霊長類 〜奥田達哉写真展〜」を開催します。


 東南アジアのジャングルで出会う霊長類の大多数の種が絶滅危機に直面しています。主な原因は生息地である森林の急激な破壊と密猟であり、いずれも人類に起因するものです。「手遅れになる前に、この状況を多くの方に知ってもらいたい」そんな思いに駆られて、写真家の奥田達哉氏は2年間にわたり霊長類を集中的に撮影しました。本展では、奥田氏の撮影した東南アジア霊長類の絶滅危惧種の写真の中から、ユニークな約10種を20メートル以上にわたる壁面での大型写真パネル展示でご紹介します。
 人類に最も近い野生動物である霊長類の表情の豊かさ、濃密な家族関係、種ごとに異なる個性的な生態、絶滅危機に瀕しながらも懸命に生きる姿など、なかなか観察できない貴重な瞬間を捉えた奥田氏の写真をご覧いただき、彼らの保全・絶滅回避のために日本に住む我々が出来る事は何かを、共に考えていただくきっかけになれば嬉しく思います。


<奥田達哉氏プロフィール>

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1961年大阪府生まれ。京都大学法学部卒。
学生時代より自然を好み、1985年より現在まで37年以上に亘りビジネスマン生活を送りながら、アラスカから熱帯雨林に及ぶ国内外の様々なフィールドでの野生生物観察をライフワークとする。40年近くにわたる観察経験を活かし、写真を通じ野生生物の素晴らしさを共有・発信する為、2015年に一念発起、野生生物撮影を本格的に開始し今日に至る。

Nature’s Best Photography Asia 2018 コンテストにてWildlife 部門Winner 受賞(受賞作品は1年間、米ワシントンDCのスミソニアン博物館で展示)。Nature’s Best Photography Asia 2020 コンテストにて全部門通してトップのGrand Prize受賞。
写真展『絶滅危惧種東南アジアの霊長類』富士フイルムフォトサロン東京・大阪:2022年2月。神奈川県立生命の星・地球博物館:2022年11~12月。
写真集『絶滅危惧種東南アジアの霊長類』奥田達哉(2021年、青靑社)
奥田達哉の活動・写真集等詳細は、ウェブサイト( https://tatsuya-okuda.stores.jp/)を参照ください。


<開催概要>
■名 称
テーマ展示「絶滅危惧種 東南アジアの霊長類 〜奥田達哉写真展〜」

■主 催
大阪市立自然史博物館

■会 期
令和5年3月11日(土)~5月12日(金)
※開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

■休館日
月曜日(ただし3月27日、4月3日、5月1日は開館)

■会 場
大阪市立自然史博物館 本館1F ナウマンホール

■観覧料
常設展入館料(大人300円、高校生・大学生 200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

■後 援
WWF ジャパン、NPO法人日本オランウータン・リサーチセンター


<関連行事>
「絶滅危惧種 東南アジアの霊長類 ~奥田達哉写真展~」ギャラリートーク
・日時:3月11日(土) 午後1時~1時45分
・場所:自然史博物館 本館1F ナウマンホール
 詳細はイベントページをご覧ください


【ハイブリッド形式】普及講演会「東南アジア霊長類の魅力と絶滅危惧の背景」
・日時:4月22日(土) 午後2時~3時30分(開場午後1時)
・場所:自然史博物館 講堂(YouTubeを使った同時配信も行います)
 詳細はイベントページをご覧ください

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ミニ展示「モウコガマ」を開催します
2023年02月03日

 大阪市立自然史博物館では、令和5年2月23日(木祝)から4月23日(日)まで、ミニ展示「モウコガマ」を開催します。

 当館学芸員の横川 昌史(植物研究室)によるモウコガマに関する研究論文が、日本植物分類学会より刊行されている学術誌「植物地理・分類研究」に掲載されました。論文タイトルは 『奥尻島新産のモウコガマおよび北海道産モウコガマの標本記録』となっております。下記ホームページで論文の電子版の記事を無料で閲覧することができます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/chiribunrui/70/2/70_0702-08/_article/-char/ja


 モウコガマはヨーロッパから極東地域の湿地に生育するガマ科の植物ですが、日本においては記録があまりなく、外来植物なのか在来植物なのかもはっきりしていない謎の多い植物です。北海道など、北日本では在来のモウコガマがいる可能性が指摘されており、今回の論文によって、これまで未記録だった奥尻島のモウコガマの詳細が報告され、また北海道産モウコガマの文献記録と標本記録が整理されました。
 大阪周辺では自生のモウコガマを見ることはないため、論文出版を機に、どういった植物なのかを広く知ってもらおうと思い、この研究で採集したモウコガマの標本をお披露目したいと思います。合わせて、研究の紹介もすることで、植物相研究の面白さを知っていただく機会になれば幸いです。


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奥尻島で見つけたモウコガマ

<開催概要>
■名  称
ミニ展示「モウコガマ」

■会  期
2023年2月23日(木祝)~2023年4月23日(日)

■開館時間
・2月23日(木祝)~2月28日(火):9時30分~16時30分(入館は16時まで)
・3月1日(水)~4月23日(日):9時30分~17時(入館は16時30分まで)

■休 館 日
毎週月曜日(ただし3月27日(月)、4月3日(月)は開館)

■場  所
大阪市立自然史博物館 本館1階 ミュージアムサービスセンター付近
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

■観 覧 料
常設展入館料(大人300円、高大生200円)
ただし、中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

ミニ展示「道頓堀川のニホンウナギ」を開催します
2023年01月23日

 
 先日、あの道頓堀川でニホンウナギが獲れた!というニュースが世間を賑わわせました。昨秋、おおさか環農水研生物多様性センターとMBSテレビの番組「関西ジャニ博(※1)」が共同で生息調査を行った結果、11個体のニホンウナギが採集され、学術調査での初記録となった、というニュースです(※2)。話題のニホンウナギの標本の一部を当館に寄贈していただきましたので、2023年1月31日(火)~2023年4月9日(日)の間、博物館本館出入口付近の展示コーナーにて展示いたします。

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 ニホンウナギは、全国的に個体数が減少傾向にあり、環境省レッドリストおよび大阪府レッドリストにも掲載されている絶滅危惧種です。本種は大阪府内で比較的広く確認されているものの、道頓堀川では、これまで学術調査による採集記録がなく、標本も残されていませんでした。今回の採集記録は、学術調査における初記録、および標本にもとづく初記録となります。捕獲の様子は、2023年1月15日放送のMBSテレビの番組「日曜!関西ジャニ博」の中で紹介されました(※3)。採集された個体の一部は、大阪市立自然史博物館で登録・保管されています。
 道頓堀川というと、都会のど真ん中の汚い川というイメージをお持ちの方も多いのではないかと思いますが、ニホンウナギ捕獲のニュースは、そんな川にも生物がすんでいること示す象徴的なものでした。大阪の街中にも素晴らしい自然があるということを知っていただき、身近な自然に興味を持っていただくきっかけになればと思います。
 なお、採集された11個体のうちの一部は、おおさか環農水研生物多様性センターにおいて、生きた状態で展示されています(※2)。そちらにもぜひ足をお運びください。

<開催概要>
■名  称
ミニ展示「道頓堀川のニホンウナギ」

■会  期
2023年1月31日(火)~2023年4月9日(日)

■開館時間
・1月31日(火)~2月28日(火):9時30分~16時30分(入館は16時まで)
・3月1日(水)~4月9日(日):9時30分~17時(入館は16時30分まで)

■休 館 日
毎週月曜日(ただし3月27日(月)、4月3日(月)は開館)

■場  所
大阪市立自然史博物館 本館1階 出入口付近
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

■観 覧 料
常設展入館料(大人300円、高大生200円)
ただし、中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。




※1:MBSテレビ「関西ジャニ博」のWebサイト(https://www.mbs.jp/janihaku/l)。

※2:ニホンウナギの捕獲および生体展示に関する、おおさか環農水研生物多様性センターのWebサイト(https://www.knsk-osaka.jp/kankyo/info/doc/2022122200043/)。

※3:TVerで2023年1月31日まで配信(https://tver.jp/episodes/epayxho0uv)。




<本ページの更新履歴>
2023年1月23日 公開
2023年1月25日 更新(一部修正)

新春ミニ展示「卯年展」を開催します
2022年12月07日
~ウサギにちなんだいろいろな生き物たち~

 2023年(令和5年)は卯(うさぎ)年。令和5年1月5日(木)~1月29日(日)の間、博物館本館出入口付近の展示コーナーにて、毎年恒例の新春ミニ展示「干支」展を開催し、「うさぎ」にまつわる様々な標本を展示します。

開催概要
●名  称
新春ミニ展示「卯年展」~ウサギにちなんだいろいろな生き物たち~
●会  期
令和5年1月5日(木)~1月29日(日)
●開館時間
午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
●休 館 日
月曜日(ただし1月9日は開館)、1月10日(火)
●場  所
大阪市立自然史博物館 本館1階 出入口付近
●観 覧 料
常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

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ノウサギの頭骨

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ノウサギの化石

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ウサギトラギス(ホカケトラギス科)

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マルダイコクコガネ(コガネムシ科)

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ウミウサギ(ウミウサギガイ科)

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ウサギギク(キク科)

プレスリリースはこちら

テーマ展示「ジュニア自由研究・標本ギャラリー」 を開催します
2022年11月29日

 大阪市立自然史博物館では、令和4年12月10日(土)から令和5年1月29日(日)に、小・中学生、高校生の自由研究の成果を紹介する「ジュニア自由研究・標本ギャラリー」を開催します。
 当館では、小・中学生、高校生のみなさんの自由研究の方法や標本作りの個別相談に対応し、応援してきました。その成果である小・中学生、高校生のみなさんの作った生き物や岩石・化石の標本、および生物・地学分野の自由研究を募集し、展示します。応募いただいた観察ノートやポスターなどの自由研究の成果や標本には、それぞれ学芸員からのコメントも添えて展示します。

■開催概要
●名  称
テーマ展示「ジュニア自由研究・標本ギャラリー」

●会  期
令和4年12月10日(土)~令和5年1月29日(日)

●休 館 日
月曜日(ただし1月9日は開館)、1月10日(火)、年末年始(12月28日~1月4日)

●開館時間
午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)

●場  所
大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール周辺

●観 覧 料
常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65  歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

過去の展示の様子
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テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」の公式ホームページがオープンしました
2022年11月09日

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テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」の公式ホームページがオープンしました。

http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/theme-stanaka2022/


展示の概要、各作品の解説を載せたハンドアウトなど、詳しい情報をご覧いただけます。

テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」が始まりました
2022年10月25日

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 本日10月25日(火)から、本館1階・第2展示室にてテーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」が始まりました。

 本テーマ展示は、当館第2展示室をモチーフにした絵画を、そのモチーフとなった展示室内で鑑賞するという、これまでに例を見ない画期的な展示です。展示室と美術作品というコンテンツの組み合わせは、これまで自然史博物館を訪れたことがある人にも新たな博物館体験を提供することができるでしょう。
 今回作品を展示する田中秀介氏は、和歌山出身で大阪に学び、現在も大阪市阿倍野区に在住して創作活動をおこなわれています。今回は、田中氏が本展示のために、当館第2展示室の様子をモチーフに新たに制作した200号の大作12枚9点を展示します。

※本展示は、文化庁令和3年度補正予算事業「ARTS for the future! 2」の支援を受けて開催します。


<開催概要>
●会期
2022年10月25日(火)〜12月11日(日)
●開館時間
午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
※10月中は午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)となります
●休館日
月曜日
●会場
大阪市立自然史博物館 本館1階 第2展示室
●観覧料
常設展の入館料(大人300円、高大生200円)でご覧いただけます。
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

関連イベントなど詳細はこちらをご覧ください。
http://www.omnh.net/whatsnew/2022/10/post_526.html

テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」関連イベントを実施します
2022年10月11日

 令和4年10月25日(火)~12月11日(日)開催のテーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」の関連イベントを下記の通り開催いたします。

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11/27(日)【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」開催記念シンポジウム】
「自然史博物館で絵画を展示すること」

 自然史博物館は自然史科学に関する展示や標本を通じて、市民の好奇心や知識欲を満たそうとしている。その体験や経験といった、数値的に測れないものを、最も純粋に伝えられるのが、美術の「強み」といえる。美術作家の眼を通してみた自然史博物館の魅力はどのようなものであるか。逆にそれは自然史博物館から見るとどのような意味を持つのか。様々な立場から、美術作品を自然史博物館で展示する意義とその将来への展望を議論する。

●日時:11月27日(日) 午後2時〜午後3時30分
●実施形式:対面による講演会およびインターネットによる配信行事(ハイブリッド開催)
●登壇者:田中秀介氏(画家)、青木加苗氏(和歌山県立近代美術館)、佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館)
●会場:大阪市立自然史博物館 講堂(YouTube を使った同時配信も行います)
●定員:講堂での聴講:170 名(定員を超えた場合は抽選)
●対象:講堂での聴講:どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
    ネット配信:インターネットに接続できる方
●申込み:講堂での聴講には申込が必要です。申込みはイベントページから
※YouTubeを使った配信での聴講をご希望の方は申込み不要です。
●申込締切日:11月18日(金)
●参加費:無料(博物館での聴講の場合は博物館入館料が必要)
●配信・接続方法:詳細はイベントページをご覧ください。




10/28(金)・11/11(金)・12/2(金)
【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」ギャラリートーク】
「ギャラリートーク in ナイトミュージアム」

 夜の自然史博物館に今回展示する作品の作家である田中秀介氏を招いて、作品に対する思いや狙いについて語っていただきます。夜の展示室と絵画のコラボレーションを楽しんでみませんか?

●日時:10月28日(金)、11月11日(金)、12月2日(金) 午後7時〜8時
●場所:大阪市立自然史博物館 本館1階 第2展示室
●定員:各回 20 名(定員を超えた場合は抽選)
●対象:どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
●申込方法:参加には申込が必要です。申込みの詳細はイベントページをご覧ください。(①~③をクリックしてください)
①10月28日(金) ②11月11日(金) ③12月2日(金)
●申込締切日:
10月28日分 → 10月21日(金)
11月11日分 → 11月4日(金)
12月2日分  → 11月25日(金)
●参加費:無料

テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」を開催します
2022年10月06日
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 大阪市立自然史博物館では、2022年10月25日(火)から12月11日(日)まで、テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」を開催します。 関連イベントとして開催記念シンポジウム「自然史博物館で絵画を展示すること」、「ギャラリートーク in ナイトミュージアム」を実施します。

 本テーマ展示は、当館第2展示室をモチーフにした絵画を、そのモチーフとなった展示室内で鑑賞するという、これまでに例を見ない画期的な展示です。美術作品を自然史博物館で鑑賞することは、自然史博物館が旧来の自然史科学にだけでなく、多様なニーズに対応すること、多様な体験を提供することにつながります。また、展示室と美術作品というコンテンツの組み合わせは、これまで自然史博物館を訪れたことがある人にも新たな博物館体験を提供することができるでしょう。
 今回作品を展示する田中秀介氏は、和歌山出身で大阪に学び、現在も大阪市阿倍野区に在住して創作活動をおこなわれています。2019年に当館の第2展示室をモチーフとした大作を描かれ、和歌山県立近代美術館での展覧会「なつやすみの美術館10 あまたの先日ひしめいて今日」に出品されたことが、本展示のきっかけとなりました。この作品では、資料についての精緻な描写よりも、展示を見る子どもの驚きと感動そのものが中心に描き出されており、それが当館の「場」としての魅力を発見させてくれるものだったからです。今回は、田中氏が本展示のために、当館第2展示室の様子をモチーフに新たに制作した200号の大作12枚9点を展示します。美術館やギャラリーではなく、自然史博物館という枠組みで行う展示は、美術の作品発表としても新たな試みです。

本展示は、文化庁令和3年度補正予算事業「ARTS for the future! 2」の支援を受けて開催します。


<開催概要>
●名称
テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」
●主催
大阪市立自然史博物館
●会期
2022年10月25日(火)〜12月11日(日)
●開館時間
午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
※10月中は午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)となります
●休館日
月曜日
●会場
大阪市立自然史博物館 本館1階 第2展示室
●観覧料
常設展の入館料(大人300円、高大生200円)でご覧いただけます。
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。

<関連イベント>
詳細につきましてはイベントページをご覧ください。(イベントのタイトルをクリックすると各ページへ移動します)

●11月27日(日)
【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」開催記念シンポジウム】「自然史博物館で絵画を展示すること」

●10月28日(金)
【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」ギャラリートーク】「ギャラリートーク in ナイトミュージアム」

●11月11日(金)
【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」ギャラリートーク】「ギャラリートーク in ナイトミュージアム」

●12月2日(金) 【テーマ展示「田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館」ギャラリートーク】「ギャラリートーク in ナイトミュージアム」


◆プレスリリースはこちら


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<主な作品>

作品_一端の星.jpg
《一端の星》 2022 油彩、キャンバス 259×194 cm 作家蔵
© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist


作品_やぐら.jpg
《やぐら》 2022 油彩、キャンバス 259×194cm 作家蔵
© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist


作品_せり出す異様と拠り所 .jpg
《せり出す異様と拠り所》 2022 油彩、キャンバス 259×388cm 作家蔵
© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist

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