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テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」を開催します
2021年09月02日

大阪市立自然史博物館では、令和3年10月9日(土)から11月7日(日)まで、テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」を開催します。

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 2021年は、三木茂博士(みき しげる、1901-74、元大阪市立大学教授)によってメタセコイアが命名されて80年になります。1941年、三木茂博士はヒノキ科の植物化石の中に未知の植物がある事を発見し、それらを「メタセコイア」と命名しました。発見当時は化石が見つかるのみで、既に絶滅した植物だと考えられていましたが、その5年後に中国で生きている個体が見つかり、“化石が生きていた”と世界の人々を驚かせました。
 このテーマ展示では、メタセコイアの歴史や、三木博士による発見までの経緯、その後に行われた日本での保存活動などについて、メタセコイアの化石標本や関連する資料と合わせて展示、紹介します。
 また、当館に収蔵されている三木茂コレクションとともに、三木博士が生涯をかけて行った研究についても紹介します。

■開催概要
〇名  称:テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」

〇会  期:令和3年10月9日(土)〜11月7日(日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

〇開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
      ※11月~2月は午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)となります。


〇休 館 日:月曜日(ただし、月曜日が休日の場合はその翌日)

〇場  所:大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール

〇観 覧 料:常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■主な展示内容
1.三木茂博士について(1901-74)
三木博士は、現生植物の分類学的な知識をもとに、様々な植物化石の研究を進めました。三木博士が生涯どのような研究をされたのか、実際に三木博士が採集した標本とともに紹介します。

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三木茂博士の肖像(1963年に大阪市立大学にて撮影)


2.メタセコイア化石のプレパラート標本群
実際に三木博士が採集、研究したメタセコイア化石標本を展示し、三木博士がどのような考えでメタセコイアの発見に至ったのか、分かりやすく解説します。

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左図:プレパラート標本群(2018年に大阪市指定天然記念物に指定)
右図:左のプレパラート標本群の左上にある枝葉化石標本


3. 三木茂コレクション
大阪市立自然史博物館に寄贈されている三木茂博士の標本コレクションを一部紹介します。(化石標本、現生植物のプレパラート標本)

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左図:オオミツバマツの球果化石
右図:アベマキの果実・葉・雄花現世植物のプレパラート標本群(化石および現生)


4.メタセコイア保存会
三木博士は、日本でメタセコイアの保全活動を進めるために「メタセコイア保存会」を結成しました。現在のメタセコイアの普及にもつながる保存会の活動について紹介します。

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メタセコイア保存会の会誌


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テーマ展示「砂浜の砂とその自然」 本日7月24日(土)より開催
2021年07月24日

大阪市立自然史博物館では、本日7月24日(土)よりテーマ展示「砂浜の砂とその自然」を開催しています。

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このテーマ展示では、博物館で収集した日本全国の砂浜の砂を展示し、地域ごとに異なる砂浜の砂の多様性とともに、砂浜環境に暮らす動物・昆虫・植物について紹介します。また、開発や海岸侵食により危機的な状況にある砂浜の現状についても解説します。

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【会 期】令和3年7月24日(土)〜9月26日(日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。
最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

【時 間】午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

【休館日】月曜日(ただし8月9日・16日、9月20日は開館)、9月21日

【場 所】大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール


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<プレスリリース>日本産ウスバカゲロウ(アリジゴク)5新種の発見と記載
2021年07月01日

 このたび大阪市立自然史博物館 松本吏樹郎主任学芸員ら研究チームによる、日本産ホシウスバカゲロウ属の新種の記載論文が、昆虫分類学の英文学術誌「Japanese Journal of Systematic Entomology」において、2021年6月30日に出版されました。

<本研究のポイント>
■これまで注目されていなかった幼虫の形態やDNAの塩基配列などの情報を利用して、分類学的再検討を行いました。その結果一度に5種の新種が見つかり、記載・命名を行いました。
■従来ホシウスバカゲロウという種とされていたものには5種が含まれていたことが明らかになりました。そこで1867年の記載時に指定されたタイプ標本*を確認し、真のホシウスバカゲロウを特定しました。
■各種について成虫・幼虫形態の詳細な比較を行い、同定方法を確立するとともに、多数の標本データと野外観察から各種の生息環境、分布、生活史に関する情報を整理しました。これらの情報は我々を取りまく自然について、理解をすすめる上で、重要な基盤となります。

 また、大阪市立自然史博物館では関連展示として【ミニ展示】「ホシウスバカゲロウの新種が発見・記載されました」についても開催します。

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<プレスリリース>2025年万博会場・夢洲において 大阪府で「絶滅」とされた水草「カワツルモ」を再発見
2021年06月25日

 このたび、当館の学芸員が中心となって実施した夢洲の植物調査において、大阪府レッドデータリストで「絶滅」と判定されたカワツルモが再発見されました。この研究成果は水草研究会の会誌「水草研究会誌(Bulletin of Water Plant Society, Japan)」111号に掲載予定です。


<発表のポイント>
■カワツルモは海岸沿いの汽水域に生育する水生植物で、大阪府下では1996年以降は全く記録がなく、生育環境も皆無と考えられたことから、「大阪府から絶滅」したとされていました。

■ところが、当館の学芸員が中心となって実施した夢洲の植物調査において、万博会場予定地の南東端の水域で再発見されました。水草類は水鳥とともに移動することが知られており、カワツルモもこのようにして他の生育地から移動してきたと考えられます。近畿地方まで広く見てもカワツルモの現存する生育地は極めて少なく、今回確認された生育地は非常に貴重です。

■しかし、カワツルモが確認された場所は今後、残土置き場等として利用されるため、まもなく埋め立てられる予定になっています。

■夢洲は、大阪府のレッドデータリスト2014において、生物多様性ホットスポットとして取り上げられており、大阪市生物多様性戦略の中でも、夢洲を重要な自然環境として取り上げています。カワツルモの生育地やその周辺のヨシ原も含めた保全が望まれます。

 また、大阪市立自然史博物館では今回夢洲で発見されたカワツルモの標本や生育環境について展示します。

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テーマ展示「砂浜の砂とその自然」を開催します
2021年06月24日

大阪市立自然史博物館では、令和3年7月24日(土)から9月26日(日)まで、テーマ展示「砂浜の砂とその自然」を開催します。

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 砂浜は日本に暮らす人々にとって原風景のひとつであり、海水浴をはじめとしたレクリエーションの場としても私たちの生活に親しみのある場所です。砂浜とひとことで言っても、砂浜のできる場所や地形、砂粒の色や大きさ、砂粒の種類などは様々です。また、砂ばかりで生きものが少ない印象がある砂浜ですが、その環境に適応した生きものも数多く暮らしています。
 このテーマ展示では、砂浜という自然環境に注目し、博物館で収集した日本全国の砂浜の砂を展示し、地域ごとに異なる砂浜の砂の多様性とともに、砂浜環境に暮らす動物・昆虫・植物について紹介します。また、開発や海岸侵食により危機的な状況にある砂浜の現状についても解説します。
 この展示にあたってはJSPS科研費1 8 K 0 1 1 1 4の助成を受けています。


■開催概要
〇名  称:テーマ展示「砂浜の砂とその自然」

〇会  期:令和3年7月24日(土)〜9月26日(日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

〇開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

〇休 館 日:月曜日(ただし8月9日・16日、9月20日は開館)、9月21日

〇場  所:大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール

〇観 覧 料:常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■主な展示内容
1.日本の砂浜
砂浜はできる場所や地形、砂浜の砂粒の色や大きさ、種類など多種多様です。日本各地の砂浜と砂浜の砂を紹介します。

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①波の荒い日本海に面した砂浜(島根県江津市)。②静かな入り江の砂浜(長崎県壱岐市)。③開聞岳を望む黒い砂浜(鹿児島県指宿市)。④砂浜の砂には貝殻を多く含むこともある(長崎県五島市)。


2.日本各地の砂浜の砂の顕微鏡写真
砂浜では同じように見える砂も、顕微鏡を通してみると場所ごとの砂粒の違いがよくわかります。展示では実際の砂と顕微鏡写真を展示します。

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①青森県東通村。②東京都新島。③神奈川県鎌倉市。④和歌山県串本町。⑤愛媛県四国中央市。⑥沖縄県与那国島。


3.ハマボウフウ
初夏の砂浜に咲くセリ科の海浜植物です。実物にそっくりの模型を展示します。

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ミニ展示「和泉層群から41年ぶりに新種記載された異常巻アンモナイト」を開催します
2021年04月20日

大阪市立自然史博物館では、令和3年4月23日(金)から6月20日(日)まで、ミニ展示「和泉層群から41年ぶりに新種記載された異常巻アンモナイト」を開催します。

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 和泉層群は、四国から大阪の和泉山脈にかけて分布している白亜紀の地層です。アンモナイトなどの海生の生物化石が多く産出することが知られています。このたび北九州市立自然史・歴史博物館と徳島県立博物館の共同研究により、大阪市立自然史博物館を含む3つの博物館に収蔵されている徳島県から採集されたアンモナイト化石が、新種であることが判明しました。これを記念して、この研究に関係する実物化石などを、3館でそれぞれ展示します。


■開催概要 
○名  称:ミニ展示「和泉層群から41年ぶりに新種記載された異常巻アンモナイト」

○会  期:令和3年4月23日(金)〜6月20日(日)
              ↓
      【6月19日追記 会期延長】
      令和3年4月23日(金)~7月18日(日)
      ※6月21日(月)は臨時開館

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、お住まいの地域のガイドラインに沿ってご来館いただきますようお願いします。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

○開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

○休 館 日 :月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日

○場  所:大阪市立自然史博物館本館1階

○観 覧 料 :常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■展示内容
 今回のミニ展示では、新種として記載されたアンモナイトの化石(Didymoceras morozumii)の実物化石を展示します。また、この種に近縁なアンモナイトである2種類のアンモナイト(Didymoceras awajienseとPravitoceras sigmoidale)に関わる進化史についても解説します。さらにこれら3種のアンモナイトと共生関係にあったと考えられる二枚貝も紹介します。


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テーマ展示「世界一変な火山展」を開催します
2021年03月10日

大阪市立自然史博物館では、令和3年4月24日(土)から5月30日(日)まで、テーマ展示「世界一変な火山展」を開催します。

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 世界遺産・北海道知床にある知床硫黄山は、大量の溶融硫黄を噴出する世界的にもとても珍しい火山として知られています。1936年の噴火では10万トンを超す硫黄が噴出し、海岸まで大量の硫黄が流れ込みました。
 当館外来研究員の山本睦徳(やまもとむつのり)さんは、この知床硫黄山の研究のほとんどを1人で行い、その地質や硫黄噴火メカニズムを明らかにしてきました。その成果は学会や論文で発表すると共に、2018年には「世界一変な火山 知床硫黄山ひとり探査記」(サンライズ出版)として書籍にまとめられました。
 このテーマ展示では、山本さんの研究成果や1936年の噴火の資料をもとに、1936年に噴出した硫黄標本や知床硫黄山の復元模型、多くの写真や図を展示し、「世界一変な火山」の知床硫黄山の全貌を紹介します。


■開催概要
○名  称:テーマ展示「世界一変な火山展」

○会  期:令和3年4月24日(土)〜5月30日(日)
               ↓
     【6月19日追記 会期延長】令和3年4月24日(土)~7月4日(日)
      ※6月21日(月)は臨時開館

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

○開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

○休 館 日 :月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日

○場  所:大阪市立自然史博物館本館2階イベントスペース

○観 覧 料 :常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■展示内容
①知床硫黄山の全貌
知床硫黄山は北海道・知床半島にある活火山です。大量の溶融硫黄を噴出する世界的にもとても珍しい火山です。知床硫黄山の地質やその歴史から、知床硫黄山の全貌を紹介します。

②1936年硫黄噴火
知床硫黄山は1936年に噴火し、116,523トンにも及ぶ溶融硫黄を噴出しました。その硫黄はカムイワッカ川を埋め尽くし、海岸まで流れ込みました。噴火当時の資料と、現在も残る硫黄噴火の痕跡から、どのような噴火であったかを探ります。

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③硫黄噴火のメカニズム
当館外来研究員の山本睦徳さんは、地質調査、温泉・ガス分析、電気探査など様々な手法を用い、知床硫黄山の硫黄噴火のメカニズムを明らかにしました。山本さんの研究成果を中心に、「世界一変な火山」の噴火について紹介します。

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