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陸前高田市立博物館の被災植物標本の修復支援を行っています
2011年05月12日

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 東日本大震災ににより被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
さて、西日本自然史系博物館ネットワークは、昆虫担当学芸員協議会や全国の
賛同博物館・職員有志らと共に、陸前高田市立博物館の標本救済に協力していま
す。
 この取組は岩手県教育委員会と県内博物館・文化財関係者が陸前高田市職員や
ボランティアとともに行っている陸前高田市立博物館の標本救済の後方支援を行
うものです。陸前高田市立博物館は同市を襲った巨大津波によって被災し、学芸
員ら職員にも犠牲者が出ています。展示室はおろか、収蔵庫も津波により塩と泥
をかぶっている状況です。そのような中、岩手県及び同博物館関係者のご努力に
より、多くの昆虫標本や植物標本が発見され、救済されつつあります。しかしな
がら、本来乾燥状態で維持すべき標本は泥をかぶったためにカビや一部には腐敗
の被害を呈しています。
 今回の私たちの取り組みは、これら被災標本に関し、岩手県内の施設だけでは
追いつかない洗浄や再乾燥などの修復作業を遠隔地にて支援、協力するもので
す。協力可能な各博物館で被災標本を受け入れ、学芸員および知識を持つボラン
ティアが処置をし、岩手へと返還するというものです。ネットワークとしてはこ
れらの各館の取り組みを仲介し、必要な議論や連絡、可能な範囲での資材調達、
今後の取組に向けた検討を行ってまいります。

支援は西日本自然史系博物館ネット会員館だけでなく、全国の博物館や研究室が
協力をしています。これらの取り組みにより
昆虫標本 標準的な標本箱にして約120ケース相当
植物標本10000シートのうち約6000点程度
の修復を現在行っています。

 大阪市立自然史博物館も昆虫・植物の標本レスキュー修復に協力しています。震災から2ヶ月の節目となる本日5月11日、第一陣として植物標本約400点が到着し処理を開始しました。
 当館は中長期的な支援も視野に、博物館同士の緊急時の相互扶助など協力体制の整備など将来の課題にも積極的な関与を続けていく所存です。

参考
西日本自然史系博物館ネットワークの概要
http://www.naturemuseum.net/blog/westgaiyo2011.pdf

陸前高田市立博物館収蔵庫の状況及び植物標本処理の概要
(岩手県立博物館 専門学芸員 鈴木まほろ氏作成)
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/botany.htm

陸前高田市博の被害状況の写真、経緯など
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。クリック注意。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm

岩手県立博物館での一次仕分け作業風景
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press2.htm


2011/7/2 第42回特別展 「来て!見て!感激! 大化石展」を開催します
2011年05月11日

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 大阪市立自然史博物館では、平成23年7月2日(土)から8月28日(日)まで、特別展「来て!見て!感激! 大化石展」を開催します。

化石は、何億年、何万年も前の生物の様子を私たちに伝えてくれます。本特別展では、巨大なゾウや恐竜の化石から、琥珀に閉じこめられた小さな昆虫の化石まで、化石の魅力を余すところなく紹介し、地球環境の変化とともに生物が移り変わってきた様子を体感していただきます。
 ゾウの歯や足跡、マンモスの毛、石になった木など、化石は様々な状態で地層の中に残されています。また、化石は、何億年という時代の流れとともに生物の種類が移り変わってきた証拠です。これらの様々な状態や種類の化石を時代の流れに沿って展示することで、まるでタイムマシンで過去へ旅するように、「化石とは何か、どうやってできるのか、生物はどのように移り変わったのか」を学べる内容となっています。
注目の展示は、全長7.6mの巨大なコウガゾウ(黄河象)の全身骨格です。また、丹波竜・鳥羽竜などの恐竜化石を含む、近畿地方の化石が一堂に会するのも、本特別展の見どころの一つです。
 はるかな時を超えて私たちに生命と地球の歴史を語りかける化石。子どもから大人のみなさんまで、この夏は自然史博物館に来て、化石をじっくり見て、化石の迫力、不思議さ、美しさ、面白さに感激していただければと思います。

特別展リーフPDF

詳細はこちらからご覧ください
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yutoritomidori/0000123263.html

アルバイト募集のお知らせ(受付終了)
2011年05月09日

財団法人大阪市博物館協会では、大阪市立自然史博物館で普及広報事務及び窓口対応に従事するアルバイト職員を募集しています。

募集内容(「アルバイト職員の募集について」)を確認のうえ、「アルバイト職員採用申込書」にてご応募ください。
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アルバイト職員の募集について

下記のとおりアルバイト職員を募集します。

1.募集内容

 1.職  名  (財)大阪市博物館協会 アルバイト職員

 2.勤務場所  大阪市立自然史博物館

 3.職務内容  博物館の普及教育活動に関する広報等の事務及び文献資料整理及び窓口対応業務

 4.求める知識経験等
   ・博物館の普及教育活動に興味を持ち、博物館施設で勤務経験のある方。
   ・エクセル、ワードが操作でき、イラストレーターで簡単なデザインワークができる人。

 5.日  給  5,850円

 6.勤務日数  週5日程度

 7.勤務時間  9時00分〜17時30分(うち休憩60分)

 8.採用予定  平成23年6月1日

 9.雇用期間  平成23年6月1日〜平成24年3月31日

 10.通勤手当  実費支給(1月20,000円限度)

 11.社会保険  有


2.応募資格

 1.翌6月1日から当協会アルバイト職員として、任期を全うできる見込みのあること。

 2.高いコンプライアンス意識に基づき、公平性と透明性を確保しつつ、公益法人としての社会的責任を果たしながら業務を執行できる能力を有していると認められること。

 3.成年被後見人または被補佐人に該当しないこと。

 4.禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又はその執行を受けることがなくなった者。


3.応募方法

応募希望者は、次の書類を当協会まで郵送(書留郵便)してください。

 1.申込書(別紙様式)
   ※「氏名(自署)」欄以外は、手書き、パソコン打ちとも可
  申込書ダウンロード(xls約36KB)
   申込書ダウンロード(PDF約36KB)

 2.博物館施設の勤務実績(アルバイトを含む)
   従事した施設名と勤務内容

 3.返信用封筒(長形3号定形12cm×23.5cm・送付先の郵便番号、住所、氏名を明記し、80円切手を貼付)


4.選考方法

応募申込書及び博物館施設の勤務実績にもとづき審査します。


5.その他

 1.応募書類等の個人情報は、採用及び採用後の人事管理のみに利用します。なお、応募書類等は返却できません。採用選考の終了後、当協会の責任で速かに廃棄処分します。

 2.当協会の概要、事業内容、決算等の関連情報は、当協会のホームページに掲載しています。

財団法人大阪市博物館協会ホームページ


6.受付期間

平成23年5月9日(月)から5月20日(金) 17時 必着


7.提出先及び問い合わせ先

提出先
   〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 
      大阪市立自然史博物館 総務課(担当:高橋)
   TEL (06)6697-6221
   ※問合せは、休館日(月曜日 月曜日が休日の場合は翌日)を除く9時〜17時まで。
   ※封筒の表に「アルバイト職員採用応募書類在中」と朱書のこと。

「お披露目!博物館に届いた新しい標本」の感想を頂きました
2011年05月08日

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大阪市立自然史博物館ネイチャーホールにて開催中の
特別陳列「お披露目!博物館に届いた新しい標本」について、皆さんから沢山の感想やご紹介をいただきました。そのいくつかをリンクさせていただきます。開催は29日まで。どうぞ御覧ください。

prader-willi症候群の情報のメモ(PWS児の父てつろうさん)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20110429/event

あきたの、サプライズ・お祝いのしかたを考える☆ブログ
http://ameblo.jp/oiwai/entry-10877768096.html

人生はひまつぶし。(阿部辰也さん)


JOBBBインターネットラジオ(馬場哲平さん)
http://jobbb.sblo.jp/article/44898582.html

ラジオ関西(あきぷうさん)
http://jocr.jp/blog/mitan.php?itemid=12307

産経新聞(大阪版)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110501/osk11050101460003-n1.htm

ご要望がありましたので館長からのご挨拶メッセージを開催案内といかにリンクさせて頂きました
特別陳列開催挨拶(PDF)

5月9日、阿部さんのblogを追加しました。

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