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テーマ展示「世界一変な火山展」を開催します
2020年03月25日

 大阪市立自然史博物館では、令和2年4月11日(土)から5月31日(日)まで、テーマ展示「世界一変な火山展」を開催します。

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 世界遺産・北海道知床にある知床硫黄山は、大量の溶融硫黄を噴出する世界的にもとても珍しい火山として知られています。1936年の噴火では10万トンを超す硫黄が噴出し、海岸まで大量の硫黄が流れ込みました。
 当館外来研究員の山本睦徳(やまもとむつのり)さんは、この知床硫黄山の研究のほとんどを1人で行い、その地質や硫黄噴火メカニズムを明らかにしてきました。その成果は学会や論文で発表すると共に、2018年には「世界一変な火山 知床硫黄山ひとり探査記」(サンライズ出版)として書籍にまとめられました。
 このテーマ展示では、山本さんの研究成果や1936年の噴火の資料を元に、1936年に噴出した硫黄標本や知床硫黄山の復元模型、多くの写真や図を展示し、「世界一変な火山」の知床硫黄山の全貌を紹介します。


■開催概要
○名  称:テーマ展示「世界一変な火山展」

○会  期:令和2年4月11日(土)〜5月31日(日)
※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

○開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

○休 館 日 :月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日

○場  所:大阪市立自然史博物館本館2階イベントスペース

○観 覧 料 :常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■展示内容
①知床硫黄山の全貌
知床硫黄山は北海道・知床半島にある活火山です。大量の溶融硫黄を噴出する世界的にもとても珍しい火山です。知床硫黄山の地質やその歴史から、知床硫黄山の全貌を紹介します。

②1936年硫黄噴火
知床硫黄山は1936年に噴火し、116,523トンにも及ぶ溶融硫黄を噴出しました。その硫黄はカムイワッカ川を埋め尽くし、海岸まで流れ込みました。噴火当時の資料と、現在も残る硫黄噴火の痕跡から、どのような噴火であったかを探ります。

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③硫黄噴火のメカニズム
当館外来研究員の山本睦徳さんは、地質調査、温泉・ガス分析、電気探査など様々な手法を用い、知床硫黄山の硫黄噴火のメカニズムを明らかにしました。山本さんの研究成果を中心に、「世界一変な火山」の噴火について紹介します。

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■関連行事
【ギャラリートーク】
知床硫黄山を長年研究してきた当館外来研究員の山本睦徳さんが、展示内容について解説します。
※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、やむなく中止となる場合があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。
日  時:4月29日(水・祝)10時30分〜、13時30分〜
     5月6日(水・祝)10時30分〜、13時30分〜
     5月9日(土)10時30分〜
参 加 費 :無料(常設展入館料必要)
申  込:不要。時間になりましたら会場までお越し下さい。
会  場:自然史博物館本館イベントスペース


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