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第3展示室の種子・果実の展示物は4月28日までご覧いただけません
2023年04月17日

 4月16日(日)の16時ごろ、博物館の第3展示室の「すみ場所をひろげるB.植物も動く:種子散布」の展示ケース内において、タバコシバンムシの発生を確認しました。タバコシバンムシは植物の標本などを食害する昆虫です。特にドリアンの果実に多数発生しており、被害の状況を考慮して、ケース内に直接展示している展示品をすべて殺虫処理することになりました。
 処理の期間は4月28日(金)までとなります。その期間、展示ケース内のほとんどの資料はご覧いただけませんのでご了承ください。ライオンゴロシやツノゴマなどの大きなひっつきむし、熱帯の大きなドングリ、バオバブの果実などもご覧いただけませんのでご注意ください。展示の再開は4月29日(土)からを予定しています。

第3展示室種子・果実_写真01.jpg
普段の種子散布展示。様々な果実や種子を並べて植物が「動く」様子を展示しています。


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展示ケース内の果実や種子。


第3展示室種子・果実_写真03.jpg
2023年4月28日までの種子散布展示。瓶やケースなどに入れていなかった果実や種子は殺虫処理のため冷凍室に入っています。


第3展示室種子・果実_写真04.jpg
4月28日までは個別に瓶に入っている果実や種子と展示パネル、写真のみご覧いただけます。

【4月28日追記】
4月28日の閉館後、-30℃の冷凍室で12日間の殺虫処理を済ませた展示物を元に戻しました。
4月29日から通常通りの展示をご覧いただけます。元に戻した展示の様子は以下の通りです。

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「長居植物園のMAKINO博」で博物館所蔵の牧野富太郎に関する資料を展示します
2023年04月05日

 お隣の長居植物園では4月3日(月)から「長居植物園のMAKINO博~牧野博士のふるさと・高知県~」が開催され、牧野富太郎や高知県について展示が行われています。大阪市立自然史博物館はこの企画に協力し、博物館が所蔵する牧野富太郎に関する資料を展示しています。

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 大阪市立自然史博物館が所蔵するまとまった牧野富太郎に関する資料は、樟蔭高等学校から寄贈された牧野富太郎採集の植物標本と牧野富太郎が竹下英一に宛てた手紙類の2つです。標本は1997年に樟蔭高等学校から、手紙類は2011年に竹下英一氏のご子息から当館に寄贈されました。
竹下英一氏は現在の東大阪市にある樟蔭高等女学校で博物学の教諭を務めていた人物で、大阪植物同好会の中心人物でもあり、大阪の植物の調査研究に尽力した一人です。大正時代に樟蔭高等女学校が教材用に牧野富太郎から標本を購入したことがきっかけとなり、竹下と牧野の交流が始まったようです。今回の展示では、牧野富太郎が竹下英一氏に送った手紙類と樟蔭高等女学校が購入した標本を展示して、牧野太郎と大阪の関わりの一端について紹介したいと思います。

<開催概要>
■名  称
長居植物園のMAKINO博

■会  期
2023年4月3日(月)~12月27日(水)

■開館時間
[3月~10月] 9:30~17:00(入館・入園は16:30まで)
[11月~2月] 9:30~16:30(入館・入園は16:00まで)

■休 館 日
毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)

■場  所
花と緑と自然の情報センター 1F ひふみホール
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

■観 覧 料
無料(博物館・植物園に入館・入園する場合は別途入場料が必要です)

「長居植物園のMAKINO博」の詳細や関連イベントについては長居植物園のホームページをご覧ください。
https://botanical-garden.nagai-park.jp/events/5269/

特別展「毒」の開館時間について
2023年04月03日

4月8日(土)以降の土日・祝日、特別展「毒」会場および特別展グッズ売り場は9時に開館します。

●対象日
4月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16(日)、22日(土)、23(日)、29(土・祝)、30日(日)
5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)

●開館時間
9時~17時(最終入館16時30分)

※長居植物園及び大阪市立自然史博物館常設展示(情報センター1Fの展示・ミュージアムショップを含む)は通常通り9時30分の開館です。


展覧会公式HP
https://www.ktv.jp/event/dokuten/

大阪市立自然史博物館研究報告・収蔵資料目録を発行しました
2023年04月02日

大阪市立自然史博物館では博物館の収蔵資料や学芸員らの研究をまとめた研究報告などを出版しています。これらの最新号を大阪市立自然史博物館リポジトリサービスにて公開しています。2022年度末に発行された最新号が掲載されていますので、どうぞご利用ください。(全て無料でご覧いただけます)

●大阪市立自然史博物館収蔵資料目録 第54集 「爬虫類標本目録」
小泉 有希・松井 彰子  リンク

●自然史研究 4巻6号 大阪湾南東部の岩礁海岸生物相 — 2016〜2020年の調査結果
大阪湾海岸生物研究会  リンク

大阪市立自然史博物館研究報告 77号 

原著
長崎県対馬のモモジロコウモリに寄生するツツガムシの1新種、ヨシユキツツガムシの記載
高橋 守 , 三角 仁子 , 馬場 裕美 リンク

地域の伝統野菜「葉ごぼう」の生産地と消費地の地理的構造 ―市民科学によるアプローチ―
石田 惣 , 若ごぼう市民調査グループ リンク

博物館所蔵菌類標本へのカビ汚染についてのリアルタイムPCRによる追跡
浜田 信夫 , 田口 淳二 , 佐久間 大輔 リンク

自然誌資料
2012~2021年の大阪港内人工護岸周辺潮下帯におけるベントス調査結果
北藤 真人 リンク

対馬産コキマダラセセリ(チョウ目セセリチョウ科)の標本
長田 庸平 , 千葉 秀幸 リンク

1896年に採集された大阪府産のマツナの標本を見いだす
横川 昌史 リンク

なお冊子体での入手をご希望の方は有償で販売しています。ミュージアムショップまたはネットショップへどうぞ(ネットショップは現在掲載準備中)


大阪市立自然史博物館のホームページなどアドレス変更のお知らせ
2023年04月02日

いつも大阪市立自然史博物館ホームページをご利用いただきありがとうございます。
大阪市立自然史博物館ホームページは長らく
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
のアドレスを利用してきましたが、このたび、新たなドメインを取得移行させていただきました。
あらなアドレスは
https://www.omnh.jp/

とOsaka Museum of Natural Historyの略号を用いたものになります。セキュリティも高まり、アクセス速度も若干改善したかと思います。これまで同様ご愛顧下しますようお願いします。
なお、旧アドレスにアクセスした場合にも自動で新アドレスに転送されます。
ホームページ内の各ページ、例えば「学校と博物館」
http://www.mus-nh.city.osaka.jp//edu/index.html
にアクセスした場合にも
新たなページ
https://www.omnh.jp/edu/index.html
に自動転送されます。各学芸員のページなども同様ですので、ご不便は最小限になっていると思います。
この転送は当面の間実施しますが、皆様できるだけブックマークやリンクを変更いただけると幸いです。
なお、以降に伴いメールアドレスも変更されています。
monitor@mus-nh.city.osaka.jp → monitor@omnh.jp
のように、ホームページ同様omnh.jpへと変わります。古いメールアドレスも当面の間届きますのでご安心ください。各学芸員など関係者のメールも同様です。

新たなアドレスになり、順次ホームページのデザインなども、より使いやすく変更していきたいと考えています。今後とも大阪市立自然史博物館のWEBサービスをよろしくおねがいします。

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