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特別展「地震展2008」関連行事
2008年09月26日


 大阪市立自然史博物館では、平成20年 10月25日(土)から12月7日(日)まで特別展「地震展2008」をします。
この特別展会期中に特別展記念講演会や起震車での地震体験など、地震にまつわる多彩な関連行事を行います。

 特別展では、地震とは何か、どうして日本では地震が多いのかといった基本的なことがらから、大阪周辺の活断層の分布や動き、今後数十年のうちに起こる可能性が高い次の南海・東南海地震について、科学的にどこまでわかってきたのかを紹介します。
展示を見るだけでなく、関連行事に参加し体験することで、地震に関する最新の研究成果を知る機会、市民のみなさんの疑問や不安に答え、防災や減災についても考える機会としていきたいと考えています。
行事の概要は以下に示すほか、博物館ホームページのイベント欄、地震展のページ、以下のリンクに示したプレスリリースでご覧いただけます。またプレスリリースには10月24日(金)午前11時から、自然史博物館 本館 集会室で行いますプレス内覧会の情報もあわせてご覧いただけます。

プレスリリース(PDF525KB)
地震展ホームページ
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2008quake/
(写真の説明)
琵琶湖西岸断層帯のトレンチ写真 滋賀県高島市で実施された琵琶湖西岸断層帯・饗場野(あいばの)断層のトレンチにあらわれた地層のズレ。写真左下から右上のずり上がる逆断層が観察できる。(写真提供:高島市教育委員会)

1.特別展記念講演会
①「スロー地震とは何か 巨大地震予知の可能性をさぐる」   〈10月27日締切・申込必要〉
 1995年兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)が起こったあと、日本国内には高精度・高密度の地震観測ネットワークが整備され、地震に関する基礎的研究が飛躍的に進んでいます。その中の大きなトピックが、南海トラフや日本海溝などのプレート境界型巨大地震が想定される場所での「スロー地震」の発見と、「アスペリティ」という概念の登場です。スロー地震と普通の地震は何が違うの? アスペリティって何? 地震予知をめざした研究の最前線の話を伺います。
日時:11月 2日(日)午後2時~午後4時  
会場:自然史博物館 講堂  定員:250名
講師:川崎一朗氏(京都大学防災研究所・地震予知研究センター 教授)

②「地震考古学から21世紀の巨大地震を考える」        〈11月14日締切・申込必要〉
 地震活動を考古学的手法を用いて研究する「地震考古学」を提唱し、文献に記述がない時期の南海地震を検証するなどして、南海地震が規則正しい周期で起こってきたことを明らかにしてきた、産業技術総合研究所の寒川さんをお招きし、講演会を開きます。「地震考古学」の立場で、活断層から発生する内陸地震や、「今世紀の南海地震」像について解説していただきます。
日時:11月29日(土)午後2時~午後4時  
会場:自然史博物館 講堂  定員:250名
講師:寒川 旭氏(独立行政法人 産業技術総合研究所 招聘研究員)


2.自然史オープンセミナー
①「地震-1.日本列島のおいたちと地震」                   〈申込不要〉
 第1回目は地震展の概要と、その中で特に日本列島のおいたちと地震との関係について解説します。
日時:10月 4日(土) 午後3時~午後4時30分  場所:自然史博物館 集会室
講師:川端清司学芸員(地史研究室)

②「地震-2.大阪の地盤と地震」               〈10月18日締切・申込必要〉
 大阪は淀川河口に広がる海岸平野に位置しています。大阪の地盤となっている軟弱な平野地下に分布する厚い地層がどのようにして形成されたのかを紹介し、地震災害との関連について、大阪府が行った地震動解析の結果なども交えながら解説します。
日時:11月 1日(土) 午後3時~午後4時30分  場所:自然史博物館 講堂
定員:250名 
講師:三田村宗樹氏(大阪市立大学理学研究科 准教授)

③「地震-3.津波とはどういうものなのか?」                 〈申込不要〉
 地震の際に起こる津波は、地震の揺れよりもはるかに広範囲に被害を及ぼします。2003年のスマトラ沖地震津波が記憶に新しいですが、日本でも過去から多くの被害を受けてきています。津波とはどのようなものなのかを解説し、日本で行われている津波対策について紹介します。
日時:12月 6日(土) 午後3時~午後4時30分  場所:自然史博物館 集会室
講師:中条武司学芸員(第四紀研究室)


3.地震体験や展示ツアー
①「起震車で地震を体験してみよう!」                    〈申込不要〉
 大阪市消防局の地震体験車(起震車)で、地震の揺れを体験します。
日時:11月 1日(土)、2日(日)、12月6日(土)、7日(日) 各日午前10時30分~午後3時30分まで(ただし午後0時から午後1時30分までは休憩)
場所:自然史博物館ポーチ(ナガスクジラの下) 
参加費:無料ただし博物館常設展入館料または植物園入園料が必要

②子どもワークショップ「なまちゃんハカセと展示ツアー」           〈申込不要〉
 会場の中の「なまちゃんキッズパネル」をキーワードに、ハカセが展示を紹介します。
※「なまちゃん」は地震展2008のキャラクターです。
日時:10月25日(土)、26日(日)、11月22日(土)、23(日) 各日午前11:00~、午後1:00~、午後3:00~   
参加費:無料ただし地震展入場料が必要
 場所:自然史博物館ネイチャーホール  ※「なまちゃん」は地震展2008のキャラクターです


4.地震の実験
ジオラボ「ペットボトルで液状化を実験!」                  〈申込不要〉
 地震の時に土砂がぐしゃぐしゃになり、建物などに大きな被害をもたらす地層の液状化を、ペットボトルを使った簡単な実験で再現します。液状化や地震への理解を深めましょう。
日時:11月 8日(土)午後2時30分~午後3時30分  場所:自然史博物館ナウマンホール
講師:中条武司学芸員(第四紀研究室)


5.地震の野外観察
テーマ別自然観察会・活断層を歩くシリーズ7「上町断層」    〈11月18日締切・申込必要〉
 上町断層は谷町のお寺が集まる上町台地の西縁に位置していて、大阪層群など古い地層を大きくずらしていることはわかっていますが、最新の活動時期や活動の周期など不明な点もあります。断層に関係する湧水や地形などを観察します。
日時:11月30日(日) 終日 雨天中止  場所:大阪市
講師:川端清司学芸員(地史研究室)ほか  定員:50名
参加費:中学生以上100円、小学生50円

[関連行事の申込方法]
往復はがき又は電子メール、自然史博物館ホームページからも申込できます。
(行事名、参加希望者全員の氏名、年齢(学年)、住所、電話番号、および返信用宛名を記入)
・宛先 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館普及係あて
・電子メール gyouji@mus-nh.city.osaka.jp(@を半角にして下さい)
・自然史博物館ホームページ http://www.mus-nh.city.osaka.jp/ 「イベント」欄より

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