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特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ –生き物のにぎわいとその恵み-」本日開幕です!!
2017年07月15日

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本日7月15日(土)から、特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ –生き物のにぎわいとその恵み-」を開催します。

 西日本の中心に広がる瀬戸内海は、外海とは切り離された、全体としては波の穏やかな海です。 しかし、そこには700を超える島々、海峡、複雑な海底地形があり、さらには潮流を生み出しています。 このような環境は、瀬戸内海に豊かな海の恵みと高い生物多様性をもたらしています。 沿岸にすむ人々は、古くからその恩恵を受けて暮らしてきました。大阪市立自然史博物館では瀬戸内海沿岸の博物館・水族館等と連携し、 2012年から5年をかけて市民参加の観察会や調査会などを行い、多くの情報や標本資料を蓄積してきました。 今回の特別展では、私たちが瀬戸内海で見つけてきた多様で魅力的な自然、そして恵みを存分にご紹介します。全長約7メートルのザトウクジラの全身骨格標本も登場します。


特別展HPはこちら→http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2017setonaikai/




関連イベントも開催しますので、展示と合わせてお楽しみください。




◆特別展記念講演会「生き物のくらしとつながりからさぐる瀬戸内海の生態系」◆

瀬戸内海では、昔にくらべて減った生き物もいれば、増えた生き物もいます。この背景をさぐるには、生き物のくらしや、生き物どうしのつながりに着目する必要があります。このくらし・つながりの視点から調査に取り組まれているお二人をお招きし、その事例をわかりやすくお話しいただきます。


○日 時:7月15日(土) 午後2時~4時30分
○場 所:自然史博物館 本館 講堂 (←特別展会場と建物が異なります。ご注意ください。)
○対 象:どなたでも参加できます
○参加費:無料(ただし博物館入館料が必要)
○内容:
演題:「播磨灘の漁場環境変化による漁業生産への影響とその対策」
講師:原田和弘氏(兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター)
瀬戸内海の漁場環境は、かつての汚濁が進んだ時代と比べると改善してきましたが、ノリ生産の不調や漁獲量減少などの問題が生じています。講演では播磨灘を例に、漁場の環境変化が漁業生産に与えている影響を紹介します。

演題:「瀬戸内海の腕足類」
講師:吉松定昭氏(元香川県水産試験場)
腕足類は古生代に繁栄していましたが、現生種は約350種とされます。現在、瀬戸内海にはシャミセンガイの一種を含む2種が生息しています。最近観察例が増加している生息状況の推移を、プランクトン期幼生の調査結果を交えて紹介します。

○共催:大阪湾海岸生物研究会




◆特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」ギャラリートーク◆

展示を担当したさまざまな分野の学芸員が、テーマを絞った展示解説を行います。
第1回目の7月15日のテーマは「無脊椎動物」です。

○日 時:7月15日~10月14日の毎週土曜日  午後0時30分~1時
○場 所:特別展会場(自然史博物館 ネイチャーホール)
○集 合:参加希望者は開始5分前までに特別展会場入口付近に集合してください
○対 象:どなたでも参加できます
○参加費:無料(ただし特別展観覧料が必要)

各回のテーマなど詳細はこちら

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