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平成30年3月1日(木)から常設展の一部をリニューアルします
2018年02月28日

 大阪市立自然史博物館では、平成30年3月1日(木)から本館・常設展の一部をリニューアルします。
 今回の展示内容のリニューアルでは、地球と生命の歴史について、ここ20~30年間に新たに分かったことを市民のみなさまに広く知ってもらうことを目的に、おもに第2展示室の「大氷河時代」「人類の時代」と、「三葉虫の海」のコーナーで、パネルや標本を新しいものに変更します。


■展示リニューアル内容

●第2展示室「大氷河時代」「人類の時代」

 私たち人類が進化した時代である新生代第四紀は、大氷河時代でもあります。長らく第四紀の氷期は4回であるとされてきましたが、この20~30年間の研究の進展により、第四紀の気候変動の実状が明らかにされました。温暖で安定した気候から数万年周期で寒暖を繰り返しながら寒冷化した様子や、最近80万年間の氷期・間氷期を10万年周期で繰り返した様子を、パネルでご紹介します。氷期と間氷期で地形や生き物の分布が変化する様子が分かる氷河地形模型、気候変動の影響で滅んでいった植物の化石も展示します。
 7~2万年前の最後の氷期には、絶滅してしまったナウマンゾウやヤベオオツノジカ、今の日本列島にはいないヘラジカやトラなどの動物が、日本列島にもいたことが分かっています。現在の本州にはいないヒグマの化石も見つかっています。それらの最終氷期の化石の展示を充実させ、今よりもたくさんの種類の動物が日本列島にいたことを紹介します。ナウマンゾウと、氷河時代を代表するゾウとして有名なケナガマンモスの分布の違いについても、パネルでご紹介します。
 大阪平野は、過去に海だった時代が何度もありました。そのような過去の様子を調べるのに使われる、ボーリング資料も展示します。


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●第2展示室「三葉虫の海」

 古生代は5億4千万年前から2億5千万年前までの約3億年間の地質時代のことです。これまでは、古生代のはじめに海にすむ生物は種類・数ともに増え,最初は古いタイプの生物が徐々に新しい時代の生物に置き換わっていくというように考えられていましたが、この2~30年間の研究の進展により、イメージが一新されたことを紹介します。
 古生代初期の生物界を特徴づけるのは、カンブリア大爆発とも表現される生物の多様性の急激な増加、そして固い殻を持った動物の出現です。この研究で重要な役割を果たした化石を標本でいくつか紹介します。
 またこれまでと同様に三葉虫をはじめとした古生代に栄えた代表的な化石を展示しますが、とくにデボン紀(4億2千万年前から3億6千万年前)以降は頭足類や魚類が栄えるようになります。今回のリニューアルでは、魚類の進化を示す標本の展示を充実させます。

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●その他

・第2展示室の入り口には、最新の地質年代表と、大阪周辺で見られる地層や岩石の年代を分かりやすく紹介するパネルを設置します。

・第1展示室から第5展示室まで、照明のLED化を行いました。明るく鮮やかになった自然史博物館の展示をお楽しみ下さい。




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ザトウクジラ全身骨格標本「ザットン」が玄関前ポーチの常設展示に加わります!
2018年02月21日

 大阪市立自然史博物館では、平成30年3月3日(土)から、本館・玄関前ポーチの常設展示として新たにザトウクジラ全身骨格標本「ザットン」が加わり、現在同ポーチにて展示中のナガスクジラ骨格標本「ナガスケ」、マッコウクジラ骨格標本「マッコ」と並べて常設展示といたします。

 このザトウクジラは平成27年9月、泉南郡岬町に死亡漂着したもので、全長約7メートルのオスです。大阪市立自然史博物館ではこのザトウクジラを回収し、解体して骨格標本として収蔵していました。平成29年開催の第48回特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ −生き物のにぎわいとその恵み−」開催にあたり目玉展示として初公開し、その期間中に特別展来場者への公募により「ザットン」という愛称をつけていただきました。


■展示開始日
平成30年3月3日(土)

■展示場所
大阪市立自然史博物館 本館 玄関前ポーチ


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今回、玄関前ポーチに展示するザトウクジラ全身骨格標本「ザットン」


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現在、大阪市立自然史博物館 本館 玄関前ポーチにて常設展示中のナガスクジラ全身骨格標本「ナガスケ」(写真上)とマッコウクジラ全身骨格標本「マッコ」(写真右下)。この2体と並べて、ザトウクジラ全身骨格標本「ザットン」を展示します。


プレスリリース

特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」 にブロガーの皆様をご招待します
2018年02月15日

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募集は終了しました。ご応募ありがとうございます。

特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」が、平成30年3月10日(土)から始まります。
この特別展では、広報に協力して頂けるブロガーの皆様を、開幕前日3月9日(金)の一般内覧会、もしくは3月10日(土)~3月25日(日)の間、いずれかご希望の1日にご招待します。
参加には申込みが必要です。以下をご確認の上、お申込みください。

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【ブロガーの皆様のご招待について】

特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」の広報に協力して頂けるブロガーの方15名(当選者1名につき同伴者1名まで可)を、無料でご招待いたします。


●ご招待期間
・平成30年3月9日(金) 一般内覧会 午後2時~4時30分
・平成30年3月10日(土)~3月25日(日)のうち、いずれかご希望の1日
 午前9時30分から午後4時30分まで(入場は随時、最終入場は午後4時まで)

●会場
大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター 2階)

●参加頂ける方
以下の2つの条件を両方とも満たす方
①ご自身でブログを開設されていること
②特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」会期中に、ご自身のブログにて展覧会の紹介記事を必ずお書きいただけること

●申込〆切
平成30年2月28日(水)

●申込方法
電子メールに「特別展恐竜の卵 ブロガー招待申込み」と明記、 名前 ・ 居住地の都道府県名 ・ 電子メールアドレス ・ ブログタイトル ・ ブログURL を書いて、〆切日(平成30年2月28日(水))までに届くように、大阪市立自然史博物館・総務課宛(s-nyukansha@ocmo.jp)に申込んでください。応募多数の場合は、平成30年3月1日(木)に抽選を行い、抽選結果を申込者全員にメールにて返信させていただきます。また当選者のみ、参加方法等の詳細を併せてお知らせいたします。

●その他 注意事項等
・当選者1名につき、同伴者1名まで無料でご招待します。
・当日参加はできません。必ず申込みをしてください。
・当選者のご来場は1回限りとさせていただきます。また当日の再入場はできません。
・当選された場合、掲載いただいたブログ記事をブロガー招待担当者(s-nyukansha@ocmo.jp) までお知らせください。展覧会がブログに掲載された事を博物館HPにてご紹介させていただく場合がございます。


【ブロガー招待に関する問い合わせ・申込先】

大阪市立自然史博物館・総務課(ブロガー招待担当)
電話:06-6697-6221
メール:s-nyukansha@ocmo.jp


「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」については、こちらをご覧ください。
http://dinoeggs.jp

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