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12月5日から特別陳列「ヘルマン・ヘッセ昆虫展」 ―少年の日の思い出―を開催します
2009年11月11日

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クジャクヤママユ77.jpg クジャクヤママユ(Eudia spini)


 大阪市立自然史博物館では、平成21年12月5日(土)から平成22年1月17日(日)まで、本館2階イベントスペースにおいて、特別陳列「ヘルマン・ヘッセ昆虫展」 ~少年の日の思い出~ を開催します。

 ノーベル賞作家でもあるヘッセは、神々の美しき創造物であるチョウ類を生涯にわたって愛しつづけ、きらめきながら消えゆく生命の神秘をうたいあげた詩歌・散文作品の数々を残しました。特に、むさぼるような恍惚感を表現した感動作『クジャクヤママユ』(1911)の改稿『少年の日の思い出』(1931)は、中学国語の教科書に63年間も掲載され続けており、わが国で最も多くの人びとに読まれた海外文学作品です。

 この展示会では、ヘッセの故郷ドイツや終焉の地スイスから取り寄せたチョウ・ガの貴重な乾燥標本や、ヘッセ自身が少年時代に見たものと同じ19世紀末の図鑑から取り出した銅版画のチョウ・ガ、ヘッセ手描きの水彩画(複製)など、奥深く重厚な資料を用い、世界的文人の「自然美」への畏敬と感性とを具体的に表現します。

 ヘッセの作品を、文章と水彩画と昆虫標本が融合され具現化することは、初めての試みであり、また、本展示会では、この度、ヘッセの採集品であるパルテベニヒカゲも初公開します。


 詳細はプレスリリースをご覧ください。

プレスリリースファイル(PDF356KB)

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