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臨時休館のお知らせ
2021年08月09日

8月9日(月・祝)10時19分現在、大阪市内に暴風警報が発令されたため、大阪市立自然史博物館は臨時休館いたします。

来館をご予定されていた皆さまにはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

8月31日(火)までの対面型行事中止のお知らせ
2021年08月01日

8月2日(月)~31日(火)まで、大阪府において新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が再発出されました。大阪府の新型コロナ警戒信号(赤色)も31日まで継続されることから、大阪市立自然史博物館では期間中の対面型行事を中止します。また一部の行事は、その内容や実施方法を変更します。
 
 
【中止する行事】
・8月28日(土)長居植物園案内・動物編「はじめての鳥の羽ひろい」
 
 
【すでに中止をお知らせしている行事】(再掲)
・8月7日(土) 長居植物園案内(8月)
・8月21日(土) 友の会行事「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」
・8月22日(日) 特別行事「標本の名前を調べよう」
 
 
【オンライン行事として実施する行事】(再掲)
※視聴方法や参加方法は、イベントページでお知らせしています。
・8月21日(土) 自然史オープンセミナー「砂浜の砂をのぞいてみたら」
 
 
【内容を変更して実施する行事】(再掲)
・子どもワークショップ(8月)「のぞいてみよう すなつぶつぶ」
 実施日:9月26日(日)まで
・子どもワークショップ(8月)「ハカセといっしょに 貝しらべ」
 実施日:8月14日(土)・15日(日) 
※どちらも個人で自由に展示を楽しんでもらう、ワークシート形式に内容を変更します。実施日の開館時間中、どなたでもご自由に手に取って楽しんでいただけます。ワークシートは、博物館本館ナウマンホールにて配布します。

今週末も8月3日(火)からも開館します
2021年07月31日

 大阪府においては8月2日(月)から緊急事態宣言が発令されますが、開館いたします。
 開館にあたり、大阪府の緊急事態宣言措置に基づく要請に従い、これまで同様に人数上限を設定するなど、感染防止対策を講じていきます。
 来館のお客さまにも、感染症拡大防止対策のご協力をお願いいたします。

●お客さまへのお知らせとご協力のお願い●
・現在開催中のアインシュタイン展は、土日祝日が特に混雑しています。
展示室内での混雑時には、入場までの待ち列または整理券の発行する場合があります。
アインシュタイン展公式ツイッター で混雑状況は随時発信しています。


特に10時~11時、13時~15時ぐらいが混雑する傾向があります。

・大阪市立自然史博物館内での新型コロナウイルス感染防止の取り組みについては、下記でご紹介しています。ご来館時には、ご確認の上、ご協力をお願いいたします。
ご来館されるお客様へのご協力のお願い ⇒ http://www.omnh.net/whatsnew/2021/06/2021619.html  

関連リンク
大阪府の緊急事態宣言措置はこちら ⇒  https://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/kinkyuzitai-20210425/ 
博物館の業種別ガイドラインはこちら ⇒ https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/coronaguide0000.pdf 

※8月2日(月)は休館日です。タイトルの日付を訂正しました。(7月31日)

長田庸平学芸員が森林防疫賞奨励賞を受賞しました
2021年07月17日

当館の昆虫担当の長田庸平学芸員が、全国森林病害虫獣害防除協会発行の学術誌「森林防疫」において第二著者として発表した論文で、2021年度の森林防疫賞奨励賞を受賞しました。




室 紀行・長田庸平(2020)ヨモギエダシャク(チョウ目:シャクガ科)によるスギコンテナ苗の食害事例.森林防疫 69 (4): 13-19.


本論文の内容は、スギの新害虫の蛾類を報告したものです。
スギコンテナ苗を食害する蛾の幼虫が発見され、第二著者の長田学芸員が幼虫と成虫の形態的特徴よりシャクガ科のヨモギエダシャクであると同定しました。

ヨモギエダシャクは非常に広食性の蛾で、農林業上では重要な害虫として知られていましたが、スギへの食害は今回の報告が初めてです。

今後は被害が広がる可能性があり、早期の防除のためには正確で迅速な種同定が必要になります。この論文がスギ害虫の防除に関する重要な資料になることが期待されます。




これらの論文はここでは公開できないので、読みたい方がいましたらメール(monitor@mus-nh.city.osaka.jp)でお問い合わせください。

「忘れ貝」可憐な新種とそのゆくえ 万葉集・土佐日記にいう貝たちの「もののあはれ」と「鎖国の名残」
2021年07月16日

岡山大学学術研究院環境生命科学学域(農)の福田宏准教授、大阪市立自然史博物館の石田 惣主任学芸員、西宮市貝類館の渡部哲也学芸員、香川県水産試験場の吉松定昭元場長、国立科学博物館の芳賀拓真研究員の共同研究チームは、従来分類が極端に混乱していた日本周辺産ワスレガイ属(Sunetta)貝類の網羅的な分類学的再検討を行い、3新種(現生:ベニワスレ、化石:モシオワスレ・シチヘイワスレ)ほか5種(タイワンワスレ・シマワスレ・ランフォードワスレ・ワスレガイ・ミワスレ)の計8種を認知して、それらの種の実体、定義、識別点、分布域等を初めて明確化しました。現生種のうちミワスレを除く5種は日本周辺に固有で、それら全てが浅海環境の悪化によって減少傾向にあるか、またはもともと産出例の少ない稀少種と判明しました。

本研究成果は7月14日、日豪共同刊行の軟体動物学雑誌「Molluscan Research」にオンラインで掲載されました。

■研究のポイント
・アサリ・ハマグリ等と同じくマルスダレガイ科に属するワスレガイ属(Sunetta)は、「忘れ貝」として万葉集や土佐日記等にも繰り返し登場するなど、日本人には古くから馴染みの深い海産二枚貝類の一群です。
・歴代の本草学者も認識して図示してきたワスレガイ属ですが、分類は混乱しており、図鑑や論文ごとに種名と種そのもの(個体・標本)との組合せに一貫性がないという状態が長く続いていました。
・今回、主に殻形態による再検討の結果、日本周辺から3新種(現生1・化石2)を含む8種が認められました。
・新種の一つベニワスレは、大阪湾(淡路島厚浜)で採集され保管されていた当館所蔵の標本をホロタイプ(※)としました。しかしながら大阪湾では近年の記録が乏しく、全国的にも生息環境の悪化によって絶滅の危機にあると考えられます。※ホロタイプ:新種の記載の際にその種の「基準」として唯一定める標本
・今回の研究では、全国16の博物館等の機関に収蔵されている500点近い標本を比較検討に用いました。地域の標本を収集し保管するという各地の地道な博物館活動のおかげで本研究は実現しました。

ベニワスレs.jpg
今回新種として記載されたベニワスレ(淡路島厚浜産、大阪市立自然史博物館所蔵吉良哲明コレクション)

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江戸後期の貝類図譜「目八譜」に描かれた「忘介」の一つ。この図はベニワスレを描いている(武藏石壽, 1843, 国立国会図書館デジタルコレクション)

■プレスリリースはこちらをご覧ください。

■掲載論文
タイトル:The bivalve genus Sunetta Link, 1807 (Heterodonta: Veneridae) of Japan and the neighbouring waters – a taxonomic revision with the descriptions of three new species
掲載誌:Molluscan Research
著者:Hiroshi Fukuda, So Ishida, Tetsuya Watanabe, Sadaaki Yoshimatsu and Takuma Haga
DOI:https://doi.org/10.1080/13235818.2021.1937016

8月22日(日)までの対面型行事中止のお知らせ
2021年07月11日

大阪府内におけるまん延防止等重点措置の期間が、8月22日(日)まで延長されました。大阪市立自然史博物館では、期間中もアルコールによる消毒や来館者の方の体温測定などコロナウイルス感染症の感染拡大への対策を実施して開館します。
一方で、期間中は大阪府の「新型コロナ警戒信号」の赤色が継続となります。そのため、博物館が実施する対面型の行事を8月22日(日)まで中止します。また一部の行事は、その内容や実施方法を変更する予定です。


【中止する行事】
・7月24日(土) 長居植物園案内・昆虫編(7月)
・7月31日(土) やさしい自然かんさつ会「ツバメのねぐら」
・8月5日(木) ジュニア自然史クラブ「ミーティング 標本実習と長居公園の生き物探し」
・8月7日(土) 長居植物園案内(8月)
・8月21日(土) 友の会行事「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」
・8月22日(日) 特別行事「標本の名前を調べよう」


【オンライン行事として実施する行事】
※視聴方法や参加方法は、イベントページでお知らせします。
・7月24日(土)・25日(日) 友の会行事「夜の博物館・植物園を探検しよう!」
・8月4日(水) 教員のための博物館の日
・8月21日(土) 自然史オープンセミナー「砂浜の砂をのぞいてみたら」


【内容を変更して実施する行事】
・8月14日(土)・15日(日) 子どもワークショップ(8月)「ハカセといっしょに 貝しらべ」
→オンラインでのリモート開催を検討中です。詳細は決定し次第、イベントページでお知らせします。
・8月15日(日) 室内実習「ホネ標本の作りかた(未成年向け)」
→オンラインでのリモート開催を検討中です。詳細は決定し次第、イベントページでお知らせします。
・子どもワークショップ(8月)「のぞいてみよう すなつぶつぶ」
 実施日:7月31日(土)、8月1日(日)、8日(日祝)、9日(月休)、21日(土)、22日(日)
→新型コロナウイルス感染拡大防止のため、個人で自由に展示を楽しんでもらう、ワークシート形式に内容を変更し実施します。実施日の開館時間中、どなたでもご自由に手に取って楽しんでいただけます。ワークシートは、博物館本館ナウマンホールにて配布します。


【すでに中止をお知らせしている行事】(再掲)
・7月17日(土)ビオトープの日(7月)
・7月18日(日)テーマ別自然観察会「初夏のキノコ」
・7月18日(日)友の会行事「平城宮跡と水上池で生き物さがし」

大阪市立自然史博物館のTwitterフォロワーが1万人を超えました。
2021年07月08日

スクリーンショット 2021-07-07 21.55.22.png
平素より大阪市立自然史博物館のSNSをご利用いただきありがとうございます。
大阪市立自然史博物館のTwitter
https://twitter.com/osaka_shizenshi
は2008年1月より運用を開始しましたが、2021年6月末にフォロワー数が1万人を超えた模様です。
これもひとえに皆様の暖かなご支援とご愛顧のおかげです。
ユーザーの皆様に育てていただいたアカウントだと考えています。

これからもTwitterやFacebook,YouTubeなどのSNSも含め、
博物館の動き、活動をしっかり皆様にお伝えしていきたいと思います。
関連アカウント、学芸員アカウントなどとともに今後ともよろしくお願いいたします。

テーマ展示「世界一変な火山展」が今週末7月4日(日)まで!
2021年07月01日

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 テーマ展示「世界一変な火山展」は、令和3年4月24日からスタートし、臨時休館後、会期を延長して開催しておりますが、今週末7月4日(日)が最終日です。

 世界遺産・北海道知床にある知床硫黄山は、大量の溶融硫黄を噴出する世界的にもとても珍しい火山として知られています。1936年の噴火では10万トンを超す硫黄が噴出し、海岸まで大量の硫黄が流れ込みました。
 当館外来研究員の山本睦徳(やまもとむつのり)さんは、この知床硫黄山の研究のほとんどを1人で行い、その地質や硫黄噴火メカニズムを明らかにしてきました。その成果は学会や論文で発表すると共に、2018年には「世界一変な火山 知床硫黄山ひとり探査記」(サンライズ出版)として書籍にまとめられました。
 このテーマ展示では、山本さんの研究成果や1936年の噴火の資料をもとに、1936年に噴出した硫黄標本や知床硫黄山の復元模型、多くの写真や図を展示し、「世界一変な火山」の知床硫黄山の全貌を紹介します。

 博物館本館2階イベントスペースで開催中ですので、お見逃しなく。

開催情報はこちらをご覧ください。


<プレスリリース>日本産ウスバカゲロウ(アリジゴク)5新種の発見と記載
2021年07月01日

 このたび大阪市立自然史博物館 松本吏樹郎主任学芸員ら研究チームによる、日本産ホシウスバカゲロウ属の新種の記載論文が、昆虫分類学の英文学術誌「Japanese Journal of Systematic Entomology」において、2021年6月30日に出版されました。

<本研究のポイント>
■これまで注目されていなかった幼虫の形態やDNAの塩基配列などの情報を利用して、分類学的再検討を行いました。その結果一度に5種の新種が見つかり、記載・命名を行いました。
■従来ホシウスバカゲロウという種とされていたものには5種が含まれていたことが明らかになりました。そこで1867年の記載時に指定されたタイプ標本*を確認し、真のホシウスバカゲロウを特定しました。
■各種について成虫・幼虫形態の詳細な比較を行い、同定方法を確立するとともに、多数の標本データと野外観察から各種の生息環境、分布、生活史に関する情報を整理しました。これらの情報は我々を取りまく自然について、理解をすすめる上で、重要な基盤となります。

 また、大阪市立自然史博物館では関連展示として【ミニ展示】「ホシウスバカゲロウの新種が発見・記載されました」についても開催します。

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プレスリリースはこちら

夏季の野外行事における熱中症リスク軽減のための暑さ指数(WBGT)の導入について
2021年06月30日

大阪市立自然史博物館では、夏季の野外行事における熱中症を予防するため、行事実施・中止の判断基準として、今夏から暑さ指数(WBGT)を導入することにいたしました。

暑さ指数(WBGT)とは、気温だけでなく湿度や日射・輻射等を取り入れた指標で、運動環境の指針として有効とされています。(公財)日本スポーツ協会は、暑さ指数(WBGT)が31以上のとき、運動は原則中止すべきであるとする指針を発表しています(※1)。大阪府では過去5年間、特に7月後半~9月前半に日中の暑さ指数(WBGT)の日最高値が31以上となる傾向にあります(※2)。暑さ指数(WBGT)の実況と予測値は環境省の熱中症予防情報サイトで見ることができます。

大阪市立自然史博物館では、行事前日17時の時点で行事予定時刻の暑さ指数(WBGT)の予測値が31以上である場合、その行事(植物園案内以外)は中止します。植物園案内については、暑さ指数の予測値が31以上の場合、室内行事に切り替えます。行事の実施・中止については、留守番電話06-6694-0500でお確かめ下さい(留守番電話がセットされる日時は行事によって異なりますので、行事申し込みの後、担当者からの連絡をお待ちください)。

※1(公財)日本スポーツ協会 (2019)「熱中症予防のための運動指針」
※2 環境省.熱中症リスクカレンダー

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