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博物館の行事再開のお知らせ
2021年09月30日

 10月1日に政府による「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の全面的に解除されることに伴い、大阪市立自然史博物館では10月1日以降の対面形式を含めた博物館行事および友の会行事を再開します。

 4月8日(木)に、大阪府より、大阪モデルで非常事態を示す赤信号および「医療非常事態宣言」が発出されたことに伴い、自然史博物館では当面の間の対面での普及教育事業を中止としました。
その後の新型コロナウイルス感染症の継続的な拡大があって、国による「緊急事態宣言」の発出、「まん延防止等重点措置」の指定が約6ヶ月続いていて、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自然史博物館ではオンライン配信の講演会などを除き、9月30日(木)までの対面での普及教育事業を中止としてきました。

 今回、10月1日をもって「緊急事態宣言」および「まん延防止等重点措置」の指定地域が大阪府を含めて全国的に解除され、同時に大阪府においても大阪モデルでの非常事態(赤信号)が解除され警戒(黄信号)レベルに変更されたことにより、10月1日以降の対面形式を含めた博物館行事および友の会行事を再開することとしました。
今回の「対面行事の中止」は約6ヶ月におよび、観察会等への参加を希望されるみなさまには大変お待たせすることになりました。
10月1日以降に実施予定の行事や申込み方法などは博物館ホームページでご確認ください。
 
 ただし新型コロナウイルス感染症が収束したわけではありません。
大阪府によるモニタリングでも、なんとか非常事態のレベルを下回った段階で、安心できる状況ではないとして、引き続きの感染予防の注意が呼びかけられています。
そのため、引き続き以下の感染リスクを低減する措置を継続します。

・原則として人数制限と申込み制による実施、可能な場合は昼食をはさまないプログラムとして実施する

・検温や健康確認のお願いとマスクの着用

・講演会やシンポジウムなど可能なものはオンライン配信のみよる実施

また今後の感染状況の変化によっては、行事を中止したり、開催方法の変更を行う場合もあります。

【行事への欠席を気にしないでください】

大阪府より府民への呼びかけとして、
○混雑している場所や時間を避けて少人数で行動すること
○都道府県間の移動の際は、感染防止対策を徹底
○感染防止対策を徹底すること。重症化リスクが高い40代・50代は、特に、注意すること
などが示されています。

 少しでも感染リスクが気になる方は行事への参加はより慎重に判断してください。博物館のイベントに当選していた場合でも、リスクを感じる場合にはイベントへの欠席をしていただいても構いません。
博物館はコロナ禍が過ぎた後も行事を行っていきます。どうぞまた状態の良いときにご参加ください。

館長 川端清司

「アインシュタイン展」を楽しくスムーズに観覧いただくために
2021年09月29日

 毎日「アインシュタイン展」をたくさんの方に、楽しんでいただいており、感謝しております。特別展「アインシュタイン展」の開催は10月10日までとなります。会期の後半となり、また大阪府下のCovid-19感染者数が減少するに連れ、土日、祝日は混雑するようになっています。

・感染対策のため会場内ではアルコールなどによる拭き取り対策、CO2濃度のモニタリングなどに加え、会場内の過密を避けるための人数制限を実施させていただいています。

・混雑時には入場券発券時に入場時間を示した整理券をお渡してしていますので、ご協力をお願いいたします。

・入場時間までの間にアインシュタイン展チケットで博物館常設展、植物園などを先にお楽しみいただくことも可能です(常設展・植物園は当日に限り再入場可能です)。

・電子チケットなどの方にも整理券を発行していますが、チケット購入列に並ぶ必要がありませんので、よりスムーズかと思います。電子チケット、前売り券などをお持ちの方は係員などにお尋ねください。

・週末では日曜日より土曜日のほうが若干余裕があります。また、混雑のピークは午前11時台と午後2時〜3時台になります。お早めのご来場をおすすめします。

・なお、午後4時30分までにお並びの方は待ち列が長くなった場合でも、みなさんご入場できるようにしております。どうぞご安心しておでかけください。

・可能な方は平日のほうがゆったりとお楽しみいただけます。

お出かけの参考にして、どうぞお楽しみください

コロナ対応情報に関しましては改めて発信させていただきます。

ミニガイド No.34「砂浜の砂をのぞいてみたら」を刊行しました
2021年09月18日

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ミニガイド No.34「砂浜の砂をのぞいてみたら」を2021年9月17日(金)に刊行しました。

みなさんの身近にある砂浜。場所によって砂の色や砂粒の種類が違うことをご存じでしょうか?
砂浜の砂をルーペでのぞいてみると、宝石のようにきらめく鉱物や、貝殻など海にすむいきものたちの破片が見られます。このように各地の砂浜で砂を観察していくと、砂粒の種類は実に多種多様で、砂浜によってまったく異なるということがわかります。本書では、博物館で収集した日本全国の砂浜の砂を、顕微鏡で拡大し撮影したものをご紹介しています。ミニガイドを通して、美しい「砂」の世界を体験してみませんか。


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■目次(抜粋)
「砂」とは何だろう?・・・・・・2
砂浜の砂はどこからくる?・・・・4
砂に含まれる代表的な鉱物・・・・12
北海道地方の砂浜・・・・・・・・18
関東地方の砂浜・・・・・・・・・30
東海地方の砂浜・・・・・・・・・40
近畿地方の砂浜・・・・・・・・・44
中国地方の砂浜・・・・・・・・・50
九州地方の砂浜・・・・・・・・・60
南西諸島の砂浜・・・・・・・・・66
砂を採集するには・・・・・・・・72


■書籍情報
ミニガイドNo.34「砂浜の砂をのぞいてみたら」
著 者  別所孝範(大阪市立自然史博物館外来研究員)・中条武司(大阪市立自然史博物館)
編 集  大江彩佳(大阪市立自然史博物館)
ページデザイン・イラスト 橘高加奈子(大阪自然史センター)
価 格  500円(税込)
発 行  大阪市立自然史博物館


■入手方法
博物館ミュージアムショップおよびネットショップにて販売

本日(9月18日)は通常通り開館の予定です
2021年09月18日

2021年9月18日7時現在、台風は和歌山県を東進中ですが、大阪市内には現在のところ警報は発令されていない状況です。今後、吹き戻しなどの可能性はありますが、今後暴風警報などが発令されない限り、
常設展示、アインシュタイン展ともに通常通り9時30分から開館の予定です。
どうぞ交通障害や天候にご注意の上ご来館ください。

台風14号接近に伴う開館・臨時休館対応について
2021年09月17日

 大阪市内に「特別警報」または「暴風警報」が発令された場合、臨時休館することがあります。
開館・臨時休館の基準は下記のとおりです。

――――――――――――――

〇午前7時00分の時点で、大阪市内に「特別警報」または「暴風警報」が発令され、直ちに状況の改善の見込みがないと判断される場合は、午前中または終日を休館とします。

〇午前11時までに、警報等が解除された場合、警報等解除後、館内の安全状況を確認のうえ、開館します。

〇午前11時の時点でも、警報等が解除されていない場合、午後からも長時間強い雨風が継続され、お客様に危険が及ぶと予想される場合は終日を休館とします。

 詳細につきましては、 http://www.mus-nh.city.osaka.jp/ 又はお電話(06-6697-6221)にてお問合せください。

大阪市に「特別警報」または「暴風警報」が発令された場合の休館について
2021年09月17日

「大阪市」に「特別警報」または「暴風警報」が発令された場合、臨時休館する場合がございます。
また、公共交通機関が計画運休を予定している場合は、当館への公共交通機関の状況を考慮して、
臨時休館する場合がございます。
詳細は、HP http://www.mus-nh.city.osaka.jp/・お電話(06-6697-6221)にてお確かめください。

大阪市立自然史博物館の学芸員(甲虫目を中心とした分野担当)の募集について
2021年09月13日

 大阪市立自然史博物館では昆虫学(甲虫目を中心とした分野)担当の学芸員を募集します。
※申込書類の提出期限は、令和3年10月15日(金)午後5時必着です。

地方独立行政法人大阪市博物館機構の正規職員(任期無し)となります。

大阪市立自然史博物館 昆虫学(甲虫目を中心とした分野)担当

 大阪市立自然史博物館で、甲虫目の分類・系統研究を中心とした昆虫学に関する資料の調査・研究、収集・保管、展覧会等の企画・立案・展示・撤収、普及・
教育、その他館の運営に必要な学芸事務の業務に従事します。
 なお、業務の遂行に当たっては、昆虫の分類・系統・生態学的な幅広い知識、標本の作成・維持管理能力、野外における調査能力、市民との協働活動の遂行能力を必要とします。


応募要項・選考スケジュール・応募方法など詳細は
以下の地方独立行政法人大阪市博物館機構 ホームページをご確認ください
学芸員(大阪市立自然史博物館1名)の募集について《令和4年4月1日採用》
https://ocm.osaka/recruit/8861/

書類提出先、提出期限にご注意ください。


当面の対面型行事中止または実施方法の変更について
2021年09月10日

 大阪府に発令されている新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言は、9月30日(木)までその期間が延長されました。

 大阪市立自然史博物館は、これまでと同様に期間中は感染拡大への対策を実施しつつ開館します。常設展および特別展「アインシュタイン展」(10月10日まで)とテーマ展示「メタセコイア」(10月9日~)は、予定通り開催します。一方で、当面の対面型の行事は中止または実施方法を変更します。

【中止する行事】 

・9月18日(土) ビオトープの日(9月)

・9月20日(月祝) テーマ別自然観察会「ため池の水草」 

・9月23日(木祝) 子どもから大人まで!博物館ワークショップ「うみべの砂時計」

・9月23日(木祝) テーマ別自然観察会「田んぼの水草」 

・9月25日(土) 長居植物園案内・動物編「秋の渡り鳥」

・9月26日(日) 友の会行事(9月)「初秋の低山で自然観察・京都松尾山」

・10月2日(土) 長居植物園案内(10月)


【内容を変更して実施する行事】 
※詳しい視聴方法や参加方法は、イベントページでお知らせします。

・子どもワークショップ(9月)「ハカセといっしょに 貝しらべ」
実施日:9月11日(土)・12日(日)
→個人で自由に展示を楽しんでもらう、ワークシート形式に内容を変更しています。
ワークシートは、博物館本館・第3展示室にて配布します。
実施日には貝ハカセが「ミュージアムサービスセンター(博物館受付のそば)」に待機しているので質問もできます。

・自然史オープンセミナー(9月)「植物化石のパズル」
実施日:9月18日(土)午後1時~2時頃
→オンライン行事としてYouTubeでのライブ配信を行います。参加申込みは不要です。
※自然史博物館本館・講堂での聴講は中止します。

・室内実習「ホネ標本の作りかた(大人向け)」
実施日:9月26日(日)
→オンライン行事としての実施を検討中です。

テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」を開催します
2021年09月02日

大阪市立自然史博物館では、令和3年10月9日(土)から11月7日(日)まで、テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」を開催します。

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 2021年は、三木茂博士(みき しげる、1901-74、元大阪市立大学教授)によってメタセコイアが命名されて80年になります。1941年、三木茂博士はヒノキ科の植物化石の中に未知の植物がある事を発見し、それらを「メタセコイア」と命名しました。発見当時は化石が見つかるのみで、既に絶滅した植物だと考えられていましたが、その5年後に中国で生きている個体が見つかり、“化石が生きていた”と世界の人々を驚かせました。
 このテーマ展示では、メタセコイアの歴史や、三木博士による発見までの経緯、その後に行われた日本での保存活動などについて、メタセコイアの化石標本や関連する資料と合わせて展示、紹介します。
 また、当館に収蔵されている三木茂コレクションとともに、三木博士が生涯をかけて行った研究についても紹介します。

■開催概要
〇名  称:テーマ展示「メタセコイア-命名80周年記念展-」

〇会  期:令和3年10月9日(土)〜11月7日(日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。

〇開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
      ※11月~2月は午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)となります。


〇休 館 日:月曜日(ただし、月曜日が休日の場合はその翌日)

〇場  所:大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール

〇観 覧 料:常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。


■主な展示内容
1.三木茂博士について(1901-74)
三木博士は、現生植物の分類学的な知識をもとに、様々な植物化石の研究を進めました。三木博士が生涯どのような研究をされたのか、実際に三木博士が採集した標本とともに紹介します。

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三木茂博士の肖像(1963年に大阪市立大学にて撮影)


2.メタセコイア化石のプレパラート標本群
実際に三木博士が採集、研究したメタセコイア化石標本を展示し、三木博士がどのような考えでメタセコイアの発見に至ったのか、分かりやすく解説します。

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左図:プレパラート標本群(2018年に大阪市指定天然記念物に指定)
右図:左のプレパラート標本群の左上にある枝葉化石標本


3. 三木茂コレクション
大阪市立自然史博物館に寄贈されている三木茂博士の標本コレクションを一部紹介します。(化石標本、現生植物のプレパラート標本)

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左図:オオミツバマツの球果化石
右図:アベマキの果実・葉・雄花現世植物のプレパラート標本群(化石および現生)


4.メタセコイア保存会
三木博士は、日本でメタセコイアの保全活動を進めるために「メタセコイア保存会」を結成しました。現在のメタセコイアの普及にもつながる保存会の活動について紹介します。

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メタセコイア保存会の会誌


プレスリリースはこちら

テーマ展示「砂浜の砂とその自然」のギャラリートーク動画を公開しました
2021年08月26日

大阪市立自然史博物館で開催中のテーマ展示「砂浜の砂とその自然」の、ギャラリートーク動画を公開しました。


ギャラリートーク①「砂浜の砂」

 
砂浜の砂は、地域ごとに色や大きさ、砂粒の種類などが異なります。砂浜の砂はどこからやって来るのか、そして砂浜にはどのような生き物たちが暮らしているのか、博物館の学芸員らが5回にわたって解説します。


①「砂浜の砂」
https://youtu.be/vZFmMY1sgj8

②「砂浜で見られる植物」
https://youtu.be/_pXH0BCtzpU

③「砂浜で見られる昆虫」
https://youtu.be/m7mZggqrEqE

④「砂浜で見られる動物」
https://youtu.be/BdI6EXKfQak

⑤「砂浜の危機」
https://youtu.be/JYbycYadOEM


テーマ展示「砂浜の砂とその自然」は9月26日(日)まで開催中です。博物館で収集した日本全国の砂浜の砂を展示し、その多様性とともに、砂浜環境に暮らす動物・昆虫・植物について紹介しています。
【会 期】〜9月26日(日)
【時 間】午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】月曜日(ただし9月20日は開館)、9月21日
【場 所】大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休館する可能性があります。最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。


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