What's New

特別展「生命大躍進」の先取り展示を行っています
2016年03月13日

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 博物館本館入口の展示コーナーでは、4月16日(土)から始まる特別展「生命大躍進 −脊椎動物のたどった道−」にさきがけて、ミニ展示を行っています。
 「目の獲得(アノマロカリス)」「アゴの獲得(コッコステウス)」「海からの上陸(ユーステノプテロン)」という、生命の進化において重要な出来事である特徴を持った化石を展示しています。
 また、ウミサソリの化石も展示しています。特別展では2.2mのオオウミサソリの標本も登場します。今回の展示のウミサソリと比べると、特別展のオオウミサソリの大きさに驚かされることでしょう。
 特別展「生命大躍進」に登場する化石たちに、ひとあし先に会いにきてはいかがでしょうか。
 

子どもワークショップ・サポートスタッフ募集
2016年03月06日

 博物館では、子どもや親子連れのみなさんに展示を楽しんでもらう「子どもワークショップ」などを実施しています。スタッフや学芸員と一緒に、これらの運営補佐をして頂く学生ボランティア「子どもワークショップ・サポートスタッフ」を募集します。1年間の活動の最後(3月)には、みなさん自身がワークショップを企画・実施する「はくぶつかん こどもまつり」も行います。博物館での展示活用教育や子ども向けプログラムに関心のある方は、ぜひチャレンジしてください!

 対象:18歳以上の学生の方で、週末に行われるプログラムに2ヶ月に1回程度参加できる方。
 期間:2016年4月から2017年3月まで(年間登録制)
 募集人数:15〜20名程度
 応募方法:往復はがきまたはメール(gyouji@mus-nh.city.osaka.jp)に「ワークショップ・サポートスタッフ応募」と明記して、住所・氏名・学校名・学年・電話番号・メールアドレス・(博物館に行く際に使う)自宅最寄り駅を書いて4月11日(月)までに届くように博物館普及係あてに申し込んで下さい。なお、初回研修を兼ねた説明会を4月23日(土)午前10時〜午後4時に行います(本登録するかしないかはこの日に決めることができます)。希望者は必ず参加して下さい。また、1回目の活動は5月3日(火祝)・4日(水祝)(選択可)を予定しています。※初回研修(説明会)の詳細は返信でお知らせします
 その他:サポートスタッフとしての参加には規定の交通費を支給します。
 問合せ:動物研究室・石田

■見学会
 サポートスタッフが企画したワークショップを見学してみませんか。当日は活動についてのご質問も受付けます。活動に興味をお持ちの方は、お気軽におこし下さい。
 見学できるプログラム 『はくぶつかん こどもまつり』
 見学・質問対応日時:3月27日(日) 午後2時〜3時
 集合:当日午後1時50分までに、花と緑と自然の情報センター(自然史博物館のとなりの建物です。入場無料)の学芸員相談カウンターへおこしください。事前申し込みは不要です。

3月27日に日本変形菌研究会大会2016を開催
2016年03月05日

 落ち葉や枯れ木の上に這い上がり、アメーバー状の変形体から小さなキノコのような子実体をつくる「変形菌」。南方熊楠が「粘菌」として研究していたちょっと不思議な、小さな生きものです。
 この変形菌(粘菌)を研究する人々が全国各地から集まる日本変形菌研究会の大会が大阪市立自然史博物館で開催されます。小学生からアマチュア、研究者まで、たくさんの研究発表が行われますが、今年の大会では講演を一般公開とします。研究会会員以外の方でも、変形菌(粘菌)に興味のある方はどなたでもご覧いただけます。
 はじめての方向けにも解説を入れて進行しますので、興味のある方はぜひこの機会に変形菌研究会に触れてみてください。
開催日 3月27日(日)
時間 午後1時30分~4時30分
場所 大阪市立自然史博物館 講堂

詳しくはこちら

日本変形菌研究会 http://henkeikin.org

自然写真ギャラリー公開中
2016年03月05日

IMG_7217.JPG3月1日に再オープンした自然史博物館常設展示ですが、あわせて2階イベントスペースにて「自然写真ギャラリー」を公開中です。
1月31日に開催された大阪市立自然史博物館友の会総会で募集・展示された26人46作品を
「総会だけではもったいない!」
という声にお応えして延長して展示しています。4月3日まで公開しています。驚きの一瞬、表情を捉えた写真がいっぱい。ぜひご覧ください。

常設展の一部をリニューアルします
2016年02月18日

 大阪市立自然史博物館では、平成28年3月1日(火)から本館・常設展の一部をリニューアルします。
 今回の展示内容のリニューアルは、市民の皆さまに自然に関する知識をさらに深めていただく目的で、第1展示室に「外来生物の影響」のコーナーを新しく設置するとともに、第3展示室の「植物も動く‐種子散布」と「花と動物」のコーナーの展示も新たな標本や写真パネルを追加します。



●第1展示室  外来生物の影響

人間活動によって本来の生息場所から他の地域へ運ばれ、定着した生き物を外来生物といいます。新たに見つかる外来生物は年々増加しています。外来生物は在来の生態系を脅かすだけでなく、農業や漁業などにも影響を及ぼします。今回新設するこのコーナーでは、大阪近郊で見られる外来生物とそれらがもたらす問題について、実物標本と写真でわかりやすく紹介します。

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このコーナーで展示するヌートリアのはく製標本。ヌートリアは南米原産の半水生大型齧歯類。西日本の陸水域に侵入・定着し、分布域が広がっており、特定外来生物に指定されている。大阪府では農作物に被害が出ているほか、淀川では在来の淡水二枚貝を食べており、生態系への影響も大きい。



●第3展示室  植物も動く‐種子散布

芽生えた場所から動けない植物にとって、移動できる唯一の機会といえるのが、種子がばらまかれる時期です。種子が動くときには、風・水・動物など様々なものを利用しますが、利用するものに応じて種子や果実は様々な形をしています。このコーナーでは、これらの植物の「工夫」を標本で紹介します。

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ヤシ科、ヒルガオ科、アオイ科、サガリバナ科など様々なグループの種子が海流に乗って長い距離を旅します。これらのタネには水に浮きやすいように中に空間があったり、果実がコルク質になっていたりして、水に浮きやすい構造になっています。



●第3展示室  花と動物

昆虫や鳥といった動物が蜜や花粉を求めて花を訪れることによって、花から花へ花粉は運ばれます。花の形や色、匂いは、花粉の運び手を呼び寄せるための重要な信号となります。さまざまな花はどんな動物をパートナーとしているのか、実物標本と写真でわかりやすく紹介します。

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エゾママコナを訪れたトラマルハナバチ。マルハナバチの仲間は口が長く、蜜が花の奥の方にある植物と強く結びついています。(パネル展示)

※また、第2展示室の解説パネルについても、近年の研究結果を反映させ、一部新たな情報に更新します。

<論文発表>マツボックリ化石にミキマツ(Pinus mikii)と命名 -名前が無くなった化石に新たな名前を与える-
2016年02月16日

 このたび当館学芸員・塚腰 実(地史研究室)と金沢大学が共同で日本産のマツの球果(マツボックリ)化石を研究し、種類を再検討した論文が、Public Library of Science社より刊行されているオープンアクセスの科学雑誌である「PLOS ONE(プロス ワン)」に掲載されました(2015年12月16日公開)。

 論文タイトルは 『Taxonomic revision of Pinus fujiii (Yasui) Miki (Pinaceae) and its implications for the phytogeography of the Section Trifoliae in East Asia. T.Yamada, M.Yamada, M.Tsukagoshi』 で、日本語訳 は『Pinus fujiiiの分類学的な改訂とミツバマツ節の東アジアにおける植物地理学的関係。山田敏弘・山田茉莉子・塚腰 実』となっており、下記ホームページで閲覧できます。

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0143512

 今回の研究の結果、オオミツバマツ(三葉松の化石種)の学名が変更されることになりました。その変更の過程で、よく見つかる化石であるにもかかわらず名前を失ったものが発生し、その化石に対し、新たな名前として「ミキマツ」と命名しました。

 このように生物の学名は、命名規約によって決められ、学名の変更や、すでに知られている標本に新たな学名が付けられることがあります。このような標本を基にした分類の研究により、生物の多様性や進化が明らかになります。

 研究の詳しい内容については、プレスリリースをご覧ください。

 この研究には当館所蔵の三木茂コレクションの植物化石を用いました。論文の発表を記念して下記の日程にて標本の展示を行います。

○期間:平成28年3月1日(火)~6月19日(日)
○場所:大阪市立自然史博物館本館 第2展示室「地球と生命の歴史」
○料金:常設展入館料(大人 300円、高大生 200円)
    中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方、市内在住の65歳以上の方は無料。(要証明)
※平成28年2月1日(月)より2月29日(月)まで本館改修工事のため臨時休館しています。




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1月31日(日) 大阪国際女子マラソンに伴うご案内
2016年01月29日

1月31日(日)は、大阪国際女子マラソン・大阪ハーフマラソン開催のため、長居公園内マラソンコースの横断が規制されます。
地下鉄長居駅に近い場所に横断できるところがありますので、そこでマラソン道路を横断して下さい。
長居公園内の交通規制・横断箇所につきましては、下記サイトをご覧下さい。

http://www.osaka-marathon.jp/access/nagai.html

また、近隣の駐車場はマラソンの応援の車で使えない可能性がありますので、公共交通機関をご利用下さい。


1/31(日) 友の会総会へ参加の皆様へ

同日開催される友の会総会の講演会は午後1時30分からですが、ハーフマラソンゴールの時間帯に重なり、公園内マラソンコースの横断が困難になりますので、午後からご参加の方はお早めのご来場をお願いします。

特別展「生命大躍進 -脊椎動物のたどった道-」を開催します
2016年01月26日

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 大阪市立自然史博物館では、平成28年4月16日(土)から6月19日(日)まで、特別展「生命大躍進 -脊椎動物のたどった道-」を開催します。

 生命は40億年という膨大な年月をかけて現在の姿を獲得してきました。その過程には、生命に飛躍的な進化をもたらした“いくつかの重要な出来事”がありました。たとえば「眼の獲得」「海からの上陸」「胎盤の獲得」などです。これらの生命進化の歴史は化石によって裏付けられます。化石はいわば、進化の歴史を振り返ることができるタイムカプセルです。

 本展では、カンブリア紀の「バージェス頁岩(けつがん)動物群」やシルル紀の海の支配者「ウミサソリ」、進化の謎を解明した胎盤を持つ最古の哺乳類「ジュラマイア」、奇跡的に95%の骨格が残る霊長類化石「イーダ」など国内外から集めた貴重な標本に加え、精巧な復元模型、4K映像などを活用し、その“出来事”を進化の背景にあるDNAについても触れながら分かりやすく紐解きます。


開催概要

■名  称
特別展「生命大躍進 -脊椎動物のたどった道-」

■会  期
平成28年4月16日(土)~6月19日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜日(ただし、5月2日は開館)

■会  場
大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225
HP:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
地下鉄御堂筋線「長居」駅下車3号出口・東へ800m
JR阪和線「長居」駅下車東出口・東へ1000m

■主  催
大阪市立自然史博物館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿

■後  援
文部科学省、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会、大阪スポーツみどり財団(長居植物園)、大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合

■協  賛
日本写真印刷、みずほ銀行

■特別協力
国立科学博物館

■料  金
当日 大人1,300円(前売1,100円)、高大生800円(前売600円)
※上記特別展入場料にて、自然史博物館常設展(大人300円、高大生200円)も入場可能。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。
※20人以上の団体は前売料金で販売。
※前売券は平成28年2月16日(火)から4月15日(土)まで主なプレイガイドで発売。

■問 合 せ
大阪市立自然史博物館 TEL:06-6697-6221
HP:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/

※展示の詳細、関連行事については決まり次第、自然史博物館ホームページなどでお知らせいたします。

特別展「生命大躍進 -脊椎動物のたどった道-」ホームページ
http://www.seimei-ten.jp/

プレスリリース



■主な展示

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アノマロカリス
ロイヤル・オンタリオ博物館蔵 実物化石
Courtesy of Royal Ontario Museum and Parks Canada.
Photos: J.B.Caron©ROM

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ピカイア
ロイヤル・オンタリオ博物館蔵 実物化石
Courtesy of Royal Ontario Museum and Parks Canada.
Photos: J.B.Caron©ROM

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イーダ(ダーヴィニウス・マシラエ)
オスロ大学自然史博物館蔵
Photos: Pre Aas,Natural History Museum,
University of Oslo,Norway
※複製標本を展示

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イーダ(イラスト) ©Esther van Hulsen

海さそりROM2015_14447_1[1].jpg
ウミサソリ
ロイヤル・オンタリオ博物館蔵
Courtesy of Royal Ontario Museum and Parks Canada.
Photos: J.B.Caron©ROM
※複製標本を展示

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ウミサソリ(CG)

新春企画「サルにちなんだ生き物たち」を展示します
2016年01月04日

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新年あけましておめでとうございます。

今年2016年は申(さる)年。博物館本館入口の展示コーナーでは1月5日(火)~1月31日(日)の間、「サルにちなんだ生き物たち」の展示を行っています。

昔の人のシャレだったり、研究者の見立てだったり。生き物の名前にはいろいろな物語があります。今回はサルにちなんだサル以外の生き物ということで、植物の「サルノコシカケ」や「サルトリイバラ」、貝の「サルボウ」、昆虫の「アカガネサルハムシ」などをはじめ、いろいろな生き物を集めてみました。ご来館の際はぜひご覧ください。

本年も自然史博物館をよろしくお願いいたします。

臨時休館(平成28年2月1日〜29日) 改修工事による臨時休館のお知らせ
2015年12月25日

大阪市立自然史博物館では、平成28年2月1日(月)より 29日(月)まで 本館改修工事のため臨時休館いたします。

なお、臨時休館中も開催可能な行事は行う予定ですので、ホームページのイベントカレンダーや行事案内チラシなどでご確認ください。

花と緑と自然の情報センター内のネイチャースクエア 大阪の自然誌・学芸員相談カウンター・ミュージアムショップは、月曜日(2月1・8・15・22・29日)を除き運営いたしますので、ご利用いただけます。

たいへんご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。


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