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特別展「氷河時代」の来場者数が2万人を突破しました!
2016年10月01日

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10月1日(土)、特別展「氷河時代」の来場者数が2万人を突破しました。
記念すべき2万人目のお客様は、大東市からお越しの尾上慶明くん(2才)とそのご家族。
大阪市立自然史博物館の谷田一三館長から、記念品として特別展の解説書とオリジナルグッズのナウマンゾウ アルミマウンテンボトルが贈られました。

ご家族の方は「自然史博物館には初めて来ました。(慶明くんが)大きくなったらまた連れて来たいです。」と話してくださいました。

特別展「氷河時代」は、10月16日(日)まで開催中です。
皆さまのご来場をお待ちしております!


特別展HP
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2016hyougajidai/

「バタフライガーデンで蝶の観察・マーキングをしよう!」を開催します
2016年09月27日

長居植物園との共催で「バタフライガーデンで蝶の観察・マーキングをしよう!」を開催します。
長居植物園内にあるバタフライガーデンで蝶の観察を行い、アサギマダラに出会えたらマーキングに挑戦してみましょう!
2000キロ以上も飛んで、台湾、香港で再捕獲されるかも!?

開催日 第1回・10月8日(土)  第2回・10月16日(日)
時 間  午前10時~午後2時(受付:午前9時40分~)※両日とも
主 催  大阪市立長居植物園、大阪市立自然史博物館

※参加には長居植物園(電話:06-6694-9007 FAX:06-6696-7405)への事前申込が必要です。

参加方法など、詳しくはイベントカレンダーにてご覧ください→イベントカレンダー

チラシPDFはこちら

11月19日(土)・20日(日)「大阪自然史フェスティバル2016」を開催します
2016年09月20日

 大阪市立自然史博物館では、「大阪自然史フェスティバル2016」を関西文化の日である平成28年11月19日(土)、11月20日(日)に開催します。

 「大阪自然史フェスティバル」は、自然関連のサークル、地域の自然保護団体等が一堂に会して出展する文化祭です。100団体以上の関連する博物館や企業も参加し、活動紹介やワークショップ等を通じて、市民のみなさんに大阪周辺の自然の現状や自然に関わる楽しさを知っていただくために、博物館と認定特定非営利活動法人大阪自然史センターの共催で開催します。


 「大阪自然史フェスティバル」は、2003年、2004年、2006年、2009年、2011年、2012年、2014年と過去7回開催し、2007年、2010年、2013年、2015年にはテーマを鳥に絞った「大阪バードフェスティバル」、2008年には「かんさい自然フェスタ」と、さまざまなフェスティバルを実施してきました。各回の来場者は1万人を超え、多くの方々に「自然の文化祭」を楽しんでいただいております。

 今回も自然に興味のある多くの方々の来場をお待ちしております。


○期 間
平成28年11月19日(土)、11月20日(日)

○会 場
大阪市立自然史博物館 本館および博物館玄関前ポーチ、ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)

○入 場 料
無料
※平成28年11月19日(土)・11月20日(日)ともに「関西文化の日」のため 博物館本館入館料も無料となります。

○開催時間
9時30分から16時30分(ただし両日とも入館は16時まで)

○開催内容
◆ブース展示(両日とも開催)
本館・ネイチャーホール・ポーチなどで、出展団体による活動紹介や標本などの展示、自然をテーマとした参加体験型の工作・ゲームコーナーなど。水槽での生き物展示もあります。

◆ワークショップ(両日とも開催)
様々な自然観察・自然保護教育プログラムを実施します。受付は当日会場で行います。

◆世界の双眼鏡・望遠鏡が勢揃い(両日とも開催)
コーワ、ニコン、ケンコー、ツァイスなど、各社の双眼鏡・望遠鏡が勢揃いします。
場所:自然史博物館 玄関前ポーチ

そのほか、講演会などさまざまなプログラムを行う予定です。


大阪自然史フェスティバル2016ホームページ
http://www.omnh.net/npo/fes/2016/


詳細はプレスリリースをご覧ください。

日本甲虫学会・大阪大会 開催記念展示「関西甲虫研究史」 を開催します
2016年09月06日

 大阪市立自然史博物館では、平成28年11月26日(土)から平成29年1月31日(火)まで、日本甲虫学会・大阪大会 開催記念展示「関西甲虫研究史」を開催します。
 関西には古くから町人文化が根付いており、甲虫の研究は昔も今も、おもにアマチュア研究家らによって進められてきました。1945年に創立された日本甲虫学会もその一つで、甲虫学の発展と甲虫研究者および愛好者の交流を目的として、機関誌の発行、年次大会、地方例会、および調査観察例会を開催しています。
 日本甲虫学会・大阪大会の開催を機に、関西における甲虫研究の歴史を振り返る展示を行います。


○会 期  平成28年11月26日(土)~平成29年1月31日(火)
        ※開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
○休館日  月曜日(ただし、月曜日が休日の場合はその翌日)
○会 場  大阪市立自然史博物館 本館2階イベントスペース
○観覧料  常設展入館料(大人300円、高校生・大学生 200円)
○主 催  大阪市立自然史博物館
○共 催  日本甲虫学会


■主な展示
・ジョージ・ルイスの功績
日本において昆虫学が始まる前の1867年と1880年に、茶の貿易商として来日した英国人。日本各地で甲虫類を採集し、自ら多数の新種発表を行ったほか、ヨーロッパの研究者らに標本を提供した。堺市浜寺で採集した「ルイスハンミョウ」など、ルイスの名の付く甲虫も多い。

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ジョージ・ルイス氏


・関西の地名が付く甲虫類
オオサカスジコガネ、キョウトアオハナムグリ、ヒョウゴナガゴミムシなど、関西の地名が付く甲虫類を紹介する。

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カスガキモンカミキリ
奈良市春日山原始林に因む。


・宝塚昆虫館
1939年から1968年まで、兵庫県宝塚市にあった昆虫専門施設。漫画家の手塚治虫氏が少年時代に、足しげく通っていたことで知られる。標本は大阪市立自然史博物館に移管された。一部は宝塚で展示されていた当時のままに保管している。

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宝塚昆虫館で展示されていた外国産甲虫標本
(大阪市立自然史博物館所蔵)


・近畿甲虫同好会
終戦の1945年に創立、翌年に同好会誌1号が発刊された。1960年には日本甲虫学会と改称された。会員による分類学的な研究により、今日にいたるまで国内外の多数の新種が発表された。

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1963年に発行された会報の表紙。近畿地方特産のセダカテントウダマシがあしらわれている。



■関連イベント

公開講演会「関西甲虫研究史」
 近畿甲虫同好会の創立初期から関わった澤田高平氏、関西甲虫談話会を現在も運営する水野弘造氏らによる、講演や討論を行います。関西での甲虫研究を振り返り、若手育成など、将来への課題を探ります。

○日 時:平成28年11月26日(土)13:00~14:45
○場 所:大阪市立自然史博物館 講堂
○定 員:50名(一般枠)
○参加費:無料(ただし、常設展入館料必要)
○申込み:往復はがき又は電子メールに「公開講演会『関西甲虫研究史』に参加希望」と明記の上、参加者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名を書いて、11月14日(月)までに届くように申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
○宛 先:〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1番23号 大阪市立自然史博物館 普及係
     電子メール:gyouji@mus-nh.city.osaka.jp
○その他:抽選の結果や持ち物など、詳しい案内は返信でお知らせいたします
○担 当:初宿(大阪市立自然史博物館 昆虫研究室・学芸員)


甲虫限定 一般公開「標本同定会」
 標本にした甲虫類の名前を、甲虫学会参加の専門家がお答えします。名前を調べたい標本は、ご自身で整理して、できるだけ図鑑などで名前を調べ、分からなかったものだけをお持ちいただき、多量のお持ち込みはご遠慮ください。甲虫類以外は対応いたしません。

○日 時:平成28年11月27日(日)9:30~11:00
○会 場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
○対 象:どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
○参加費:無料
○申込み:不要、直接会場へお越しください
○担 当:初宿(大阪市立自然史博物館 昆虫研究室・学芸員)


一般公開「甲虫学会ポスター研究発表」
 日本甲虫学会・大阪大会の、研究成果をまとめた掲示物による発表を公開します。甲虫研究の最前線に触れられる貴重な機会です。

○日 時:平成28年11月26日(土)・27日(日)
○会 場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
○対 象:どなたでも参加できます
○参加費:無料
○申込み:不要、直接会場へお越しください
○担 当:初宿(大阪市立自然史博物館 昆虫研究室・学芸員)

大阪市立自然史博物館のアルバイト募集について(図書業務)※受付は終了しました
2016年09月06日

大阪市立自然史博物館では、図書関係の業務を行うアルバイトを募集します。

受付期間 平成28年9月6日(火)から9月15日(木) 17:00 必着

募集内容、応募方法等の詳細は、公益財団法人大阪市博物館協会ホームページをご覧ください。
http://www.ocmo.jp/manage/5069/

遠足の下見のご案内
2016年08月26日

秋の遠足について、お問い合わせを多くいただいております。
よりスムーズな博物館のご利用のためのいくつかのお知らせです。

●遠足などの学校利用の参考になる情報は
 「学校と博物館」http://www.mus-nh.city.osaka.jp/edu/index.html
 に掲載しています。教科単元との関連などの情報も掲載していますのでご利用ください。
●遠足は学校行事との兼ね合いから日程が集中しがちです。
 集中する時期は安全なご見学のために「こみこみ期」として
 グループ学習などを制限させて頂いています。
 遠足利用の手引をご参照ください。

【下見来館について】
●下見は予約不要です。開館時間中にお越し下さい。
 ※午後5時閉館(入館は4時半まで)ですので、館内を見学される方はお早めにお越し下さい。
●遠足の受付と利用の流れについての説明を随時行っています。
 8月30日、31日、9月1日、2日には毎時0分、30分に説明会を館内の集会室で実施しています。
 安全な利用と、より良い見学のための資料提供を行っていますのでぜひご利用ください。
●下見へは長居公園の南側マラソン道路沿いに進んだ博物館事務所入口からご来館ください。
 →地図

特別展「氷河時代」の来場者数が1万人を突破しました!
2016年08月17日

8月15日(月)、特別展「氷河時代」の来場者数が1万人を突破しました!

夏休みということもあり、児童・生徒の皆さん、家族連れの皆さんで連日にぎわっております。
今後も関連イベントとして講演会や子どもワークショップを開催します。
皆様のお越しをお待ちしております!

特別展HPの「関連イベント」をチェック→http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2016hyougajidai/

特別行事「標本の名前を調べよう&達人による標本トーク」 を開催します
2016年08月17日

 大阪市立自然史博物館では、小・中学生のみなさんの標本作りや夏休みの自由研究を応援しています。
 夏休みの終わりの8月21日(日)には、特別行事「標本の名前を調べよう&達人による標本トーク」を実施します。

 夏休み中に野山や海で採集した動物、昆虫、クモ、植物、キノコ、化石、岩石の標本の名前を、各分野の専門家がお答えします。また、標本作りの達人である講師による、標本作りのコツや自慢の標本の紹介などの楽しいお話を聞くこともできます。
 名前を調べたい標本は、自分で整理して、できるだけ図鑑などで名前を調べ、分からなかったものをお持ちください。土器や石器などの考古学資料は扱いません。

特別行事「標本の名前を調べよう&達人による標本トーク」

○日 時:平成28年8月21日(日) 10時~12時、13時〜16時 

○場 所:自然史博物館

○集 合:自然史博物館 ミュージアムサービスセンター

○対 象:どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)

○参加費:無料(博物館入館料必要)

○申込み:不要、直接集合場所へ

<達人による標本トーク>
11時30分~ 座古禎三(クモ標本)
13時30分~ 鍋島靖信(海藻標本)
14時30分~ 樽野博幸(化石・骨標本)


特別展「氷河時代」も開催中です。あわせてご覧ください。

8/13(土) 南極の氷が特別展「氷河時代」会場に再び登場します!
2016年08月12日

特別展「氷河時代」会場にて8月11日(木・祝)に展示した南極の氷(氷河)を、再び8月13日(土)に展示します。前回見逃した方は再チャンス。ぜひご来場ください。


○日 時:8月 13 日(土) 開館時間中(9:30~17:00、最終入館は 16:30)
    ※ただし氷が溶けてなくなった時点で展示終了

○場 所:特別展「氷河時代」会場内(花と緑と自然の情報センター2 階 ネイチャーホール)

○協 力:国立極地研究所


南極の氷については こちら
特別展「氷河時代」については こちら

※13日開催のギャラリートークのテーマは南極の氷河とは異なり「古生物」です。



南極の氷の展示は終了いたしました。

香川県初の恐竜化石が寄贈されました
2016年08月10日

 このたび、大阪市立自然史博物館は、香川県丸亀市在住の金澤芳廣氏から、香川県さぬき市に分布する中生代白亜紀後期カンパニアン期(約8300~7200万年前)の地層(和泉層群)から発見した、大量の化石の寄贈を受けることとなりました。それらの標本を調べた結果、その中に、香川県初の発見となる恐竜化石(胴体の背骨1個)が含まれていることが明らかになりました。

 寄贈された化石は、1986年に発見されていたにも関わらず、断片的なものであったため、恐竜化石と同定するのが困難な標本でした。しかし、今回、大阪市立自然史博物館に寄贈されたことで、大阪市立自然史博物館・北海道大学総合博物館・国立科学博物館の専門家たちによる詳細な分析を行い、この標本が恐竜化石であるということが明らかにできました。一般市民の地道な化石調査で発見された恐竜化石が、博物館に寄贈され、今回の新発見につながった事は「市民と博物館の連携がもたらした成果」と言えます。



発見された部位と恐竜の種類

 発見された恐竜化石の部位は胴椎(胴体の背骨)1標本です(図1、2)。恐竜の胴椎であるとした根拠は、1)椎体の大きさが非常に巨大であり、巨大な脊椎動物のものであること、2)恐竜以外の巨大脊椎動物の胴椎と外形が似ていないこと、3)X線CT撮影による内部構造観察により、骨の内部構造が陸生動物のものと似ていることです。断片的な標本から恐竜の種類を特定することは難しいですが、様々な恐竜の胴椎と本標本を比較した結果、その外形がハドロサウルス類のものと似ていることからハドロサウルス類の背骨の一部である可能性が高いことがわかりました。
 ハドロサウルス類は、中生代白亜紀にアジアと北アメリカで栄えた植物食恐竜で、クチバシがカモのように横に広がり、カモノハシ恐竜と呼ばれることもあります。種類によっては、頭に派手な形をしたトサカ状の突起、もしくはトサカのような軟組織があるのが特徴です。日本では、兵庫県淡路島(和泉層群)、北海道むかわ町などでその化石が見つかっています。図2と3はハドロサウルス類のパラサウロロフスを紹介していますが、このような突起があった種類かどうかまでは特定できていません。

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図1 今回発見された恐竜の胴椎化石
点線部は欠損した部分を推定したもの


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図2 ハドロサウルス類(パラサウロロフス)の骨格(画像提供:服部雅人氏)
今回発見された背骨の化石は赤色のあたりの背骨の一つと考えられる


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図3 ハドロサウルス類(パラサウロロフス)の生体復元図(画像提供:服部雅人氏)



発見の経緯

 本標本は1986年10月21日に香川県丸亀市在住の金澤芳廣氏によって、香川県さぬき市の山中で発見されておりましたが、何の動物化石かわからずに金澤氏の自宅で保管されていました。2013年から始まった大阪市立自然史博物館と金澤氏との和泉層群の共同化石調査を経て、2015年9月に金澤氏が収集した化石標本一式が、大阪市立自然史博物館に寄贈されることになりました。
 博物館に搬入後に標本の整理を始めた段階で、当館学芸員である林昭次が寄贈標本の中に恐竜らしき骨化石が含まれていることに気づき、北海道大学総合博物館の小林快次准教授、国立科学博物館の真鍋真博士の協力の下、本標本を他の恐竜・大型爬虫類化石と外形・内部構造を比較した結果、ハドロサウルス類の可能性が高い恐竜化石であることが明らかになりました。



寄贈された恐竜化石を特別展「氷河時代 -化石でたどる日本の気候変動-」で展示します

 今回寄贈された恐竜化石を、当館で開催中の特別展「氷河時代 -化石でたどる日本の気候変動-」において展示します。貴重な化石を見られるこの機会に、皆さま特別展へぜひお越しください。
<展示期間>8月11日(木・祝)~10月16日(日)

特別展「氷河時代 -化石でたどる日本の気候変動-」についてはホームページにてご覧ください。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2016hyougajidai/


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