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【受付終了】大阪市立自然史博物館のアルバイト募集について(補助金事務)
2023年08月25日

大阪市立自然史博物館では、補助金事務等の業務を行うアルバイトを募集します。 ※受付は終了しました

採用予定者数:1名

契約期間:令和5年10月1日~令和6年3月31日
※ただし、令和6年9月30まで契約を更新する場合があります。

受付期間:令和5年9月9日(土)午後5時まで(必着)

詳細は、募集要項をご覧ください。

●アルバイト応募用 提出書類●

採用申込書(様式第1)PDF

採用申込書(様式第1)XLSX

エントリ―シート(様式第2)PDF

エントリ―シート(様式第2)DOCX

8月16日は通常通り開館します
2023年08月15日

大阪市立自然史博物館は
台風7号の影響により8月15日を臨時休館とさせていただきました。
幸い、博物館には大きな被害もなく、大阪市域の暴風警報も夕方に解除されました。
このため、8月16日は本館常設展、特別展「恐竜博2023」ともに、通常通り開館させて頂く予定です。
皆様のお越しをお待ちしております。

2023年8月15日
大阪市立自然史博物館

台風に関するお知らせ:8月15日 臨時休館します
2023年08月14日

台風7号の影響に伴い、8月15日(火)は大阪市立自然史博物館および特別展「恐竜博2023」は
臨時休館いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

台風接近時の対応について
2023年08月10日

気象庁(大阪管区気象台)発表の警報において、大阪市内に「特別警報」または「暴風警報」が発令された場合、臨時休館とします。
また、公共交通機関が計画運休を予定している場合も、臨時休館とする場合があります。

現在開催中の特別展「恐竜博2023」についても同様の対応となります。

開館・休館の状況については、当館公式ホームページでお知らせいたします。

8月7日月曜日、14日月曜日は開館しています
2023年08月06日

8月7日月曜日と14日月曜日は、お盆前ですので、特別展恐竜博2023、大阪市立自然史博物館常設展、長居植物園ともに開館・開園しております。
どうぞご利用ください。

大阪南港ATCにて7/15(土)から開催!特別展「化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」
2023年07月14日
kasekiexhn.jpg


大阪南港・ATCギャラリーにて2023年7月15日(土)から9月24日(日)まで、特別展「化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」を開催します。

この展覧会の主役は、20世紀前半にゴビ砂漠を探検し、化石発掘を行ったアメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュースをはじめとする「化石ハンター」たちです。過去100年間に化石ハンターたちが「中央アジア」で発見した数多くの恐竜や大型哺乳類などの標本を、数々の研究成果とともに展示・紹介します。

●会期:2023年7月15日(土)~9月24日(日)
●休館日:なし
●開館時間:9時30分~16時30分(入場は終了30分前まで)
●会場:ATC ギャラリー(大阪市立自然史博物館ではありませんのでご注意ください) 大阪市住之江区南港北2-1-10 ITM棟2階
●主催:日本経済新聞社、テレビ大阪、大阪市立自然史博物館、ATC
●特別協力:国立科学博物館

展覧会公式サイト:https://kaseki.exhn.jp

1900万年前の温暖期の地層から“オベチェの森”を発見
2023年07月04日

<ポイント>
●岐阜県美濃加茂市の約1900万年前の地層から、オベチェだけから構成される化石林を発見。
●現生のオベチェはアフリカ中部だけに生育するアオイ科の熱帯性樹木。
●本発見は地球温暖化後の植生変化を予想する重要な手がかり。

<概要>
 北海道大学大学院理学研究院 山田敏弘教授および大阪市立自然史博物館 西野 萌を含む研究グループは、岐阜県美濃加茂市の木曽川河床に露出する約1900万年前の地層中に見られる約130本の化石樹幹を調査し、それらがすべてオベチェ(アオイ科)の仲間の絶滅種ワタリア(Wataria parvipora)であることを発見しました。また、この化石林の林床には、1種類の葉ウリノキモドキ(Byttneriophyllum tiliifolium)が降り積もっていました。つまり、この化石林は純林*1であり、化石樹幹と葉化石が同じ樹木に由来することは確実です。
 現在の植物が落葉することから想像できるように、植物の器官は化石になる前に、互いに別れ別れになります。そのため、植物全体が化石として保存されることは極めて稀で、特に大きな樹木全体が化石として見つかることは滅多にありません。その結果、葉や幹に別々の学名が与えられるのが普通です。一方、化石を含む植物の類縁を推定するためには、様々な器官の特徴を総合的に観察することが必須です。ウリノキモドキは約1900-1000万年前の北半球に普遍的に見られるものでしたが、その類縁は分かっていませんでした。今回、幹と葉が“繋がった”ことにより、ウリノキモドキがオベチェの仲間のものであることが初めて解明されました。
 現生のオベチェはアフリカ中央部だけに分布する熱帯性の高木です。ウリノキモドキが見つかる時代は、地球の平均気温が最大で4°C上昇した温暖期にあたります。今回の発見により、この温暖期に高い気温を好む樹木が世界中に拡大したことが示されました。一方、この温暖期の後には、急速に寒冷化が進行します。ウリノキモドキは、寒冷化の開始後も生育していましたが、ついに寒さに耐えきれなくなり、約650万年前に絶滅しました。このような植生史は、植物が温度変化に合わせて分布を変えることを示す一方、ある程度の環境変化に耐える強かさを持っていることを暗示します。
 なお、本研究成果は、2023年6月22日(木)公開のScientific Reports誌に掲載されました。

論文名:An exceptionally well-preserved monodominant fossil forest of Wataria from the lower Miocene of Japan(日本の下部中新統で例外的に良好に保存されたワタリアの純林を発見)
URL:https://doi.org/10.1038/s41598-023-37211-z

詳細はこちらをご覧ください


オベチェの仲間だけからなる化石林(右)とその林床を覆うウリノキモドキ(左).png

長崎県の「絶滅種」スナヤツメ南方種を100年ぶりに再発見
2023年06月22日

 当館の松井彰子学芸員および福岡工業大学の乾隆帝氏を含めた研究チームにより、長崎県版レッドリストにおいて「絶滅種(EX)」に選定されている淡水魚、スナヤツメ南方種 Lethenteron sp. S.が約100年ぶりに長崎県で発見されました。


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 生息地は、スナヤツメ類の生息に必要な良好な水質、植生帯を伴う砂泥底環境、人工護岸が一切ない自然区間が残っており、本種の生息環境として良好な様子が伺えました。その生息範囲は広くはないものの個体数も少なくはなく、生息状況は比較的健全であると考えられます。今回発見された個体群は、現時点で長崎県内唯一であると同時に、本種の分布の西限にあたります。この個体群は、生物多様性保全上も生物地理学的にもきわめて重要かつ貴重なものであり、今後、生息河川の環境が改変され絶滅することがないよう、スナヤツメが生息できる健全な自然環境の保全をはじめとした保全対策を早急に講じる必要があると考えられます。
 長崎県におけるスナヤツメ類の記録は、大正三年(1914年)に報告された標本目録の中に「スナヤツメ」として載っているのみで、以後の採集記録が一切ありませんでした。また、この標本目録に掲載された標本は、1945年8月9日の長崎市への原子爆弾の投下により滅失し、標本は現存していません。この標本は、スナヤツメ類の分布域から判断して、スナヤツメ南方種であったと考えられます。
 ところが、2015年8月13日に長崎県西海市の河川において、スナヤツメ類の幼生が採集され、さらに2022年11月2日にも同じ河川で成体と幼生が採集されました。これらの標本を形態的・遺伝的に分析したところ、「スナヤツメ南方種」と同定され、長崎県におけるスナヤツメ南方種の約100年ぶりの記録となりました。これらの標本は、大阪市立自然史博物館に登録・収蔵されています。


■今回の再発見に関する論文は、Ichthy, Natural History of Fishes of Japan 33巻に掲載されました。下記ホームページで論文の記事を無料で閲覧することができます。

https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/ichthy/INHFJ_2023_033_027.pdf


<論文情報>
題名:長崎県から 100 年ぶりに再発見されたスナヤツメ南方種の記録
雑誌名:Ichthy, Natural History of Fishes of Japan
著者:松井彰子(大阪市立自然史博物館)・乾 隆帝(福岡工業大学)・深川元太郎(長崎県食品衛生協会)・中島 淳(福岡県保健環境研究所)


●プレスリリースはこちら

新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置付け変更に伴う感染対策について
2023年05月23日

新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置付けが令和5年5月8日から5類感染症に変更されたことに伴い、当館では感染防止対策を以下のようにいたします。

・マスクの着用は来館者個人のご判断に委ねます。
・希望する方に対して手指消毒と体温測定の機会を提供することを目的に、引き続き消毒液と体温計を設置します。
・換気は引き続き徹底します。

なお、室内で行う行事等で、感染防止対策上必要と判断される場合には、参加者にマスクの着用をお願いする場合があります。詳しくは個別の行事の参加案内でお知らせします。

ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

大阪市立自然史博物館

今週末5/20(土)・5/21(日)は車でのご来館はお控えください
2023年05月19日

 5/20(土)・5/21(日)は、ヤンマースタジアム長居にてコンサートが予定されているため、駐車場の混雑が予想されます。
 電車などでご来館いただきますようお願いいたします。

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