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森本繁雄外来研究員が日本菌学会教育文化賞を受賞しました
2020年07月15日

 当館外来研究員の森本繁雄氏が、日本菌学会教育文化賞を受賞しました。
 森本氏は、「幼菌の会」を創設し、若者やアマチュアが⼤型菌類に関して学ぶ機会を作り、専⾨家あるいはアマチュアとして活躍している多数の菌学関係者を育成してきました。その中には、⽇本菌学会の会員や役員として、菌学の教育、研究、応⽤分野で活躍する⼈材が多数含まれています。
 また、⽇本菌学会菌類観察会(菌学会フォーレ)の実⾏員として企画に参加するとともに、⻑年にわたりアマチュア会員のまとめ役として貢献し、観察会の開催と発展に尽⼒しました。京都府、滋賀県での⼤型菌類の定点観察結果を論⽂として発表、近畿地⽅を中⼼に関⻄菌類談話会が実施した菌類観察会記録の報告、京都府の絶滅危惧種⽬録の作成など、地⽅の菌類相に関する基礎資料を多数提供してきました。また、きのこ図鑑の執筆、⾃然史博物館等が実施する⾃然観察会や企画展⽰への協⼒など、菌学の教育・普及活動を精⼒的に実施してきました。
 以上のような功績から、森本⽒は、⻑年にわたり、菌学の教育・普及活動を通して菌学ならびに学会の発展に⼤きく貢献し、教育⽂化賞を授与するにふさわしいと評価されました。

前川匠学芸員が日本古生物学会論文賞を受賞しました
2020年07月15日

当館にこの4月より古生物担当の学芸員として着任した前川匠学芸員が、2020年度の日本古生物学会論文賞を受賞しました。受賞論文は愛媛県西予市城川町田穂にある石灰岩体(田穂石灰岩)から産出した多数のコノドントのエレメント化石を記載してその地質年代を明らかにするとともに、東はインド、西はアメリカ西部に分布する同時代の地層と正確に生層序対比が行えることを示したものです。本論文は前川学芸員が熊本大学所属中に出版したもので、博士論文の指導教官である熊本大学の小松俊文准教授、元横浜国立大学教授で現在も国内外のコノドント化石を研究しておられる小池敏夫博士との共同研究です。

コノドントとは:古生代カンブリア紀~中生代三畳紀まで生息していた海生生物で、脊索動物または原始的な魚類と考えられています。コノドントの軟体部は化石として地層中に保存されることは稀ですが、その頭部の採餌器官を構成する複数のパーツ(エレメント)はリン酸カルシウムを主成分とするため地層中に良く保存されます。そのため、その生息期間を通じて地層の地質年代を決定したり異なる地域の地層を対比する上で重要な示準化石となっています。

生層序とは:生層序とは、化石(生)が連続した地層(層)から産出する順序(序)のことです。化石を調べると、同じ海や陸で形成された地層でも、見つかる化石が時代ごとにその種類や構成が異なっていることが分かります。生層序に基づいて地層の形成された地質年代を調べる研究を生層序学と言い、層序学の一分野に当たります。層序学では、地層を形成する岩石の種類やその積み重なり方をある地域間で比較(層序対比)しますが、生層序学では化石の産出する期間などを基にして地層を対比します(生層序対比)。生層序対比には、アンモナイト、三葉虫、コノドントや放散虫など種分化のスピードが早く、分布が広く、産出量も豊富ないわゆる示準化石を用います。そのため、より離れた地域の地層を同じ時代に形成されたものとして認識できるようになります。

田穂石灰岩とは:愛媛県西予市にある「四国西予ジオパーク」のジオサイトの一つです。前期三畳紀のアンモナイト化石が含まれることでも知られています。詳しくは四国西予ジオパークの紹介ページをご確認ください(http://seiyo-geo.jp/c/geopoint/g7-tahos_limestone/)。

受賞論文:Takumi Maekawa, Toshifumi Komatsu & Toshio Koike. 2018. Early Triassic conodonts from the Tahogawa Member of the Taho Formation, Ehime Prefecture, Southwest Japan. Paleontological Research, supplement to vol. 22: 1-62. (西南日本の愛媛県に露出する三畳系田穂層の田穂川部層から産出した前期三畳紀のコノドント化石)
https://doi.org/10.2517/2018PR001

■コノドントについてもっと知りたい人のために
・国立科学博物館の紹介ページ:https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/bikaseki/2-konodonto.html
・コノドント館(群馬県みどり市大間々町)のページ:https://www.city.midori.gunma.jp/conodont/
・コノドント化石の論文:猪郷久義『新しい示準化石-コノドント-』:https://doi.org/10.5026/jgeography.81.3_142(PDFファイルをダウンロードできます)
・コノドント化石の分類学的位置についての最新のレビュー論文:上松佐知子・鎌田祥仁『付加体深海堆積物相における中・古生代微化石研究の最近の進展:放散虫およびコノドント研究の現状と将来の展望』:https://doi.org/10.5575/geosoc.2018.0068(PDFファイルをダウンロードできます)

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田穂石灰岩から産出したエレメント化石の写真

博物館の行事再開のお知らせと、それに向けた方針について
2020年07月01日

大阪市立自然史博物館では、新型コロナウイルス感染症の影響により、2月下旬より行事の実施を見合わせ、2月末より休館していました。博物館は6月2日から再開館しましたが、行事については具体的な基準が示されていなかったことや、十分な感染拡大防止策を取ることができないとの判断から、なかなか再開できずにおりました。春から夏にかけては、多くの生き物が活発に動くシーズンで、野外観察にはもってこいの時期です。そのようなタイミングで博物館の行事に参加できず、外出自粛でなかなか思うように自然観察もできず、自然や博物館が大好きな皆さんは、とても残念に感じられていたことと思います。

大阪市立自然史博物館では、どの行事なら実施できるのか、どのような対策をとれば実施できるのかなど、行事再開に向け議論を重ねてきました。今できる活動をしようと、オンライン上での普及活動にも力を入れてきました。そのような中、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の解除に伴い、政府から「イベント開催制限の段階的緩和の目安」および「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が発表されました(5月25日発表)。これらの中で、屋内および屋外の収容率や人数の上限の具体的数値が示されるとともに、「三つの密」の回避や「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗いなどの手指衛生」をはじめとした基本的な感染対策の継続が必要であることが挙げられました。さらに「大阪府における感染拡大防止に向けた取り組み」でイベントなどの自粛解除の時期や規模、日本博物館協会や(地独)大阪市博物館機構によるガイドラインが示されました。博物館では、これらに基づいて感染拡大防止策を講じ、必要に応じて行事内容を変更し、8月より行事を再開することとなりました。ただし、十分な感染拡大防止策をとることが難しいと判断される行事についてはやむを得ず中止します。

◇◇◇

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、当分の間、博物館行事および友の会行事は、以下のような方針で実施します。

・三つの密を避けるため、また感染拡大状況に伴う変更等について連絡しやすくするため、基本的に申込制にさせていただきます(一部の行事を除く)。
・人と人との距離を十分確保するため、従来よりも定員を少なくします(屋内であれば、従来の定員の半分程度。屋外であれば、スタッフの数や観察場所の広さを考慮し、人と人との距離を確保できる人数)。また行事中は、人と人との距離を十分確保していただきます。
・行事参加者には、行事開始前に当日の体調について申告していただきます(体温測定等)。
・発熱や咳・咽頭痛などの症状がある方の参加はお断りさせていただきます。
・行事参加者にマスクを着用していただきます(暑い時季の野外行事については熱中症防止のため、適宜マスクを外すよう呼びかけたり、休息を多く取り入れたりするように配慮します)。
・こまめな手洗い・消毒をお願いします。
・密集を避けるために、学芸員や講師による解説の方法が、従来と変更となる場合があります。
・一部行事について、オンライン上の活動に切り替えたり、ライブ配信を行ったりします。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況等によっては、直前に行事内容を変更、または中止する場合があります。
・月例ハイキングについては、従来のような人数制限なし・申込なしのスタイルで実施することは難しいため、これとは別に、友の会会員限定の行事を実施します。状況が落ち着けば、月例ハイキングを再開する予定です。

◇◇◇

以前のようなスタイルに戻るには時間がかかるかもしれませんが、感染拡大状況や政府等の方針に照らしつつ、その時々でベストな方法を模索し、できる限りの普及活動を行っていきます。また、引き続きオンライン上での普及活動に力を入れて参りますので、オンライン上での活動という新しい形の博物館活動も楽しんでいただけたらと思います。ご理解・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

<博物館学芸員一同>

大阪市立自然史博物館のオンライン上での普及活動についての アンケート結果公表のお知らせ
2020年06月21日

 大阪市立自然史博物館では、新型コロナウイルス感染症の影響で行事ができない状況が続いていました。そのような中、大阪市立自然史博物館の友の会会員の皆さんや博物館ファンの皆さんが、オンライン上での普及活動として、どのようなものを望まれているのかを調査するため、2020年5月8日~31日に、ウェブアンケートを実施しました。130人の方がご回答くださり、多くの方が非常に丁寧に建設的なご意見を書いてくださいました。励ましの言葉もたくさんいただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ウェブアンケートの結果をリポジトリサービスで公表しましたので、お知らせします(こちら→http://id.nii.ac.jp/1504/00001457/)。

 アンケート結果の概要としては、身近な自然観察の紹介や観察のヒントになるような情報を求める声が特に多い印象でした。また、開幕が見合わせられていた特別展「知るからはじめる外来生物」の展示紹介やギャラリートーク、その他のセミナーやトークの動画配信のほか、収蔵品や常設展を紹介する画像の公開、さらに学芸員の日常や相談会など、学芸員についての情報や学芸員との交流を希望する声も多くありました。

 アンケートで希望の多かった活動の大部分については、ある程度これまでの活動の中に取り入れることができていると考えていますが、収蔵品の公開や学芸員との交流については、あまりカバーできていません。今後は、これまでの活動を無理のない範囲で続けると同時に、収蔵品に関する画像や解説動画を取り入れたり、オンライン上で学芸員と交流できるスタイルも模索していく予定です。

 今回のウェブアンケートの結果は、今回の新型コロナウイルス感染症の影響下の活動だけでなく、オンライン上での新しい博物館活動を模索するための貴重な手掛かりとなりました。アンケート結果を参考に、少しでも皆さんが望む活動をしていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

6月23日(火)から第5展示室と大阪の自然誌展示室(図書コーナー)を再開します
2020年06月21日

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新型コロナウイルス感染防止のために休室しておりました第5展示室と、大阪の自然誌展示室の図書コーナーを、6月23日(火)から再開します。
触れる展示(ハンズオン)が多い第5展示室、大阪の自然誌展示室の図書コーナーの出入り口には消毒液の設置を行い、また、体験の待ち列ができることの多い展示には、待ち列のラインを作るなど、感染防止対策をします。
心待ちにしてくださった皆様には、大変お待たせいたしました。
ご利用いただく皆様にも、こまめな手洗い・手指消毒、他のお客さまとの間隔をあけるなどのご協力もいただきながら、安全に見ていただける環境を作っていきます。

常設展、特別展入り口での検温やマスクのお願いなどは引き続き実施しております。
その他のご来館の際のお願いについては、こちらをご覧ください。

『大阪自然史フェスティバル2020』開催中止のお知らせ
2020年06月19日

9月26日(土)・27日(日)に開催を予定しておりました「大阪自然史フェスティバル 2020」につきましては、新型コロナウイルスによる感染症の拡大がいまだ懸念されるため、誠に残念ながらこのたび開催の中止を決定いたしました。

事務局では100を超える全国の自然関連団体の皆様が出会える機会を損なわない方法がないか、開催方法についての検討と議論を重ねてまいりましたが、フェスティバルに関わる全ての皆様の安全を最優先したとき、開催による感染リスクを排除するのは不可能と判断いたしました。

2003年から「自然派市民の文化祭」として親しまれてきた本フェスティバルを中止にするのは初めてのことです。フェスティバルの出展と来場を楽しみにされていた皆様には、たいへん申し訳ございませんが、なにとぞご理解をたまわりますよう、お願い申しあげます。

なお、フェスティバルは中止となりましたが、代わりのイベントを11月3日(火祝)に企画しております。ブース出展はありませんが、フェスティバルの出展者・関係者の皆様の安全を配慮したかたちで、交流や情報交換、ポスター発表の場を設けたいと考えております。詳細が決まり次第、お知らせさせていただきます。フェスティバルのテーマである「博物館コミュニティのネットワーク強化」を、今年ならではの形で実現し、皆様と共有したいと思います。

引き続きの応援、よろしくお願いいたします。

2020年6月19日

認定NPO法人大阪自然史センター
理事長 梅原 徹

大阪市立自然史博物館
館長 川端 清司

6月2日(火)からの再開館にあたってのお願い #大阪市立自然史博物館再開館
2020年05月31日


 

大阪市立自然史博物館は6月2日(火)から再開館いたします。
再開館にあたり、博物館としても新型コロナウィルス感染防止の取り組みをしていきますが、来館される皆様にもご協力いただきたく、ご案内いたします。

※本館の第5展示室及び情報センターの図書コーナーほかタッチパネルやたんけんクイズは、館内での接触感染のリスクを低減させるため、当面休止を続けています。あしからずご了承ください(現在は再開しています)

――――――――――
【ご来館されるお客様へのご協力のお願い 】

・発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある方は、ご来館をお控えください。

・ご来館時に発熱の症状がある方は入館をお断りします。

・感染防止と緊急連絡のため、大阪コロナウイルス追跡システムへの登録にご協力ください。
※大阪コロナウィルス追跡システムについては、大阪府ホームページへ→ 
http://www.pref.osaka.lg.jp/smart_somu/osaka_alert/index.html
※大阪府コロナウイルス追跡システムへの登録が難しい場合は、お名前と連絡先を記入いただくシートをご用意しておりますので、ご記入の上、入館時に提出ください。

・入館時には、館内に設置したサーモグラフィー等により検温を実施しております。

・マスクの着用、咳エチケットの徹底にご協力ください。マスクをお持ちでないお客様の入館はご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。※幼児のみなさまについては、マスク着用は必須ではありません。

・密集・密接を避けるため、入館制限を行う場合がありますので予めご了承ください 。

・集団での観覧や会話はお控えください(他のお客様との間隔はできるだけ2mを確保願います)。

・展示物及び展示ケース、使用を中止している機器等には、お手を触れないでください。

・こまめな手洗い、手指消毒の徹底をお願いします。

・団体でご利用をされる場合は、事前にご連絡をお願いします。団体予約の状況によっては、来館日や来館時間の変更をお願いする場合があります。また、見学の際には、密接・密集しないようにするなど、ご注意をお願いします。

・その他館内では、係員の指示に従ってください。

――――――――――

館内では、触れる展示(ハンズオン)などが多い第5展示室の休室、探検クイズの休止、館内での「こどもワークショップ」イベントなど、一部ご利用いただけないサービスありますが、学芸員による質問対応については、従来通り対応いたします。(現在は再開しています)
 
 特別展「知るからはじめる外来生物」は6月9日(火)からの開催となります。

 来館されるみなさまの安全確保のため、そしてサービスを提供する職員の安全を確保するために、努めてまいりますので、みなさまのご協力とご理解をよろしくお願いします。

【大阪市立自然史博物館における感染防止への取組について】
・職員のマスク着用、出勤前の体温測定を徹底しています。
・密接防止の観点から、
  観覧券購入等の際に十分な間隔をあけて整列をしていただくようにします。
  館内の滞留者数に応じて入場の制限などをする場合があります。
・施設出入口、館内トイレにアルコール消毒液を設置しています。
・案内カウンターに飛沫防止用の透明ビニールカーテン(又はシールド)を設置しています。
・多くのお客様が触れられる箇所は、適宜アルコール消毒を行います。
・トイレのハンドドライヤーは使用を禁止しております。
・空調設備等を利用して、換気強化を行っています。

特別展「知るからはじめる外来生物」無観客ギャラリートーク動画【第三弾】を公開しています #エア博物館
2020年05月29日

特別展「知るからはじめる外来生物〜未来へつなぐ地域の自然〜」は会期を変更して6月9日(火)から8月30日(日)まで開催の予定です。開幕に先立ち、本特別展を担当した学芸員による無観客ギャラリートークを動画で公開しています。最後の第三弾を追加しました。どうぞお楽しみください。

特別展「知るからはじめる外来生物」ギャラリートーク⑨「様々な環境の外来植物」
解説:長谷川匡弘(植物研究室)
再生時間:13分55秒
https://youtu.be/HfxsSCbsLms

特別展「知るからはじめる外来生物」ギャラリートーク⑩「大阪の外来鳥類」
解説:和田 岳(動物研究室)
再生時間:9分59秒
https://youtu.be/WGNMjwY6Y6A

特別展「知るからはじめる外来生物」ギャラリートーク⑪「エピローグ:外来生物にどのように対応するべきなのか、そして私たちにできること」
解説:和田 岳(動物研究室)
再生時間:10分16秒
https://youtu.be/3C7CWyitD1U

まとめてご覧になる方はこちらの再生リストからどうぞ:
2020知るからはじめる外来生物

テーマ展示「世界一変な火山展」は中止します
2020年05月19日

大阪市立自然史博物館は、6月2日(火)より再開館いたしますが、テーマ展示「世界一変な火山展」については、当初の予定通り5月31日(日)で閉幕となるため、このまま中止とさせていただきます。
開催を心待ちにしていただいていたみなさま、並びに関係各位にはたいへん申し訳ございませんが、ご理解をたまわりますよう、お願い申し上げます。

大阪市立自然史博物館の再開館のお知らせ
2020年05月16日


 今般、国及び大阪府において、一定の条件を満たせば博物館・美術館は開館可能との見解が示されました。この見解を受け、大阪市立自然史博物館では、令和2年6月2日(火)9:30から再開館することになりましたので、お知らせいたします。

 新型コロナウィルスによる感染症(COVID-19)の感染拡大を防止する目的で大阪市立自然史博物館では2月29日(土)から休館してきました。この間、来館を予定されていたみなさま、日ごろからご利用・ご支援いただいているみなさまには、たいへんご不便をおかけしたことをお詫び申しあげます。
 大阪市立自然史博物館としても、長期休館と多くの行事の中止という、これまで経験したことのない危機的状況の中、「おうちで楽しむ自然史博物館」などインターネットを通じたwebコンテンツやSNSでの情報発信など、博物館の火を絶やさないような取り組みもしてきましたが、お客さまのお迎えしていない博物館はとても寂しく、博物館のスタッフも、なにより再開を心待ちにしておりました。
 今日まで、再開にむけて、来館されるみなさまの安全確保のため、そしてサービスを提供する職員の安全を確保するためにも、国及び大阪府の感染予防対策を踏まえて、準備をしてきました。5月12日に国際博物館会議が公表した「博物館の再開館:公共とスタッフの安全を達成するために」および5月14日に公益財団法人日本博物館協会が公表した「博物館における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン」では、非常事態宣言下で大規模博物館を開館するためには、より厳しい感染予防対策を求められています。家族連れの多い自然史博物館での十分な対策を講じるために、今しばらく準備時間がかかりますこと、ご理解ください。
 また、再開にあたりご利用いただくみなさまにも、ソーシャルディスタンスや静かな鑑賞機会の確保など、博物館での「新しい生活様式」の実現に向けてのさまざまなお願いがあります。そのため再開しても、触れる展示(ハンズオン)などが多い第5展示室の休室、探検クイズの休止、館内での「こどもワークショップ」イベントなど、一部ご利用いただけないサービスがあります。休憩スペースにつきましても「密」を避ける観点から、これまでより少なくなっているなどご不便をおかけすることになります。そしてすでにお知らせしていますが7月末までの観察会や講演会など各種行事の中止を決定しています。
 今この状況で、できるところからのスタートを来館者・利用者のみなさまとご一緒したいと思います。ご理解とご協力をお願いいたします。
 大阪市内の各博物館・美術館が開館の準備をしていますので、あと少しお待ちください。またみなさまにお会いし、自然・科学・芸術・文化を一緒に楽しめることを心からお待ちしております。

令和2年5月16日
大阪市立自然史博物館 館長 川端清司

―――――――――――――――― 
<大阪市立自然史博物館 再開館予定>
令和2年6月2日(火)9:30から
※特別展「知るからはじめる外来生物」は、令和2年3月1日(日)から5月31日(日)の開催予定でしたが、会期を変更し、6月9日(火)から8月30日(日)で開催する予定です。
※触れる展示(ハンズオン)が多い第5展示室は休室します。
※7月31日(金)までの行事中止に変更はありません。8月以降の行事開催についても、今後の感染状況の推移を精査しながら、開催の方法を検討しています。

【ご来館されるお客様へのご協力のお願い 】
・発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある方は、ご来館をお控えください。
・ご来館時に発熱の症状がある方は入館をお断りします。
・政府の対処方針に基づき、当面の間、大阪府以外からのご来館はお控えいただきますので、ご協力願います。
・感染防止と緊急連絡のため、事前にご準備いただいた入館チェックシート(※)を受付でご提出願います(※チェックシートは後日HPにて公開します)。
・事前に入館チェックシートをご準備いただけなかったお客様は、館内に設置したサーモグラフィー等により検温の上、必要事項とともにシートにご記載いただき、受付でご提出願います。
・マスクの着用、咳エチケットの徹底にご協力ください。マスクをお持ちでないお客様の入館はご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。
・密集・密接を避けるため、入館制限を行う場合がありますので予めご了承ください 。
・集団での観覧や会話はお控えください(他のお客様との間隔はできるだけ2mを確保願います)。
・展示物及び展示ケース、使用を中止している機器等には、お手を触れないでください。
・こまめな手洗い、手指消毒の徹底をお願いします。
・その他館内では、係員の指示に従ってください。

【大阪市立自然史博物館における感染防止への取組について】
・職員のマスク着用、出勤前の体温測定を徹底しています。
・密接防止の観点から、
  観覧券購入等の際に十分な間隔をあけて整列をしていただくようにします。
  館内の滞留者数に応じて入場の制限などをする場合があります。
・施設出入口、館内トイレにアルコール消毒液を設置しています。
・案内カウンターに飛沫防止用の透明ビニールカーテン(又はシールド)を設置しています。
・多くのお客様が触れられる箇所は、適宜アルコール消毒を行います。
・トイレのハンドドライヤーは使用を禁止しております。
・空調設備等を利用して、換気強化を行っています。

――――――――――

大阪市立自然史博物館は、地方独立行政法人大阪市博物館機構が運営しております。
大阪市博物館機構からのお知らせ 
https://ocm.osaka/press-release/4154/

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